2021年08月18日(水) |
蓮の花の形をした日持ちのする甘い何か達。 |
お盆も過ぎ、お仏壇にあげていたお供えがじわりじわりと私と旦那によって消費されております。
そして最後まで残りがちなお供え選手権ナンバーワンといえば、やはり蓮の花の形をした落雁でしょう。というかもう落雁そのものでしょう。
お茶のときに出される上品な高級お干菓子ならいざしらず お盆になると仏壇にどーんと登場する大きな落雁の、その見た目の華やかさに反して口の中に入ったときのびっくりするほどの粉々感と言ったらもう、昭和の子供たちには日本三大がっかり菓子の筆頭だったに違いない切なく微妙な存在。
なのに我々はお盆になるとあの蓮の花の形の菓子を先祖に供えようとする。 美味しくないとわかっているのに供えようとする。 何の嫌がらせかってなくらいに供えようとする。 いや、供えんでいいやろもう落雁は。
ってなわけで私はここ数年蓮の花のデザインの袋に入った砂糖を供えていたんですが、おいちょっとまて、砂糖供えてどうしろって言うんだ。あとでお料理に使えるから無駄がないわ、私って賢い主婦ってか。んなら大日本明治製糖ばら印の上白糖1キロ入りでもよかろうもん。なんで私は何十年たってもお盆は蓮の花の形をした日持ちのする何か甘いものを先祖に供え続けようとしているんだ?それは一体何の呪縛なんだ?
と、しばし考えていたところ、今年は蓮の花のラムネなるものを見つけたのでそれを供えました。いや蓮の花から離れろよ?もうそろそろ離れろよ。いやあ、こればっかりはクリスマスにツリーを飾りたがる人たち同様、お盆に蓮の花を模した何かを捧げなければどうにも収まらないように刷り込まれているんでしょうな。致し方有りません。なので蓮の花の落雁っぽい見た目のラムネを来年もまた供えることでしょう。
で、 その蓮の花のラムネを先程かじってみました。 めっちゃラムネでした。
一口でリタイヤしそうになりました。 なので、切り分けて小瓶に保管し、旦那の目につくところに置いておきました。 そのうち酔っ払った旦那が血迷って完食してくれることでしょう。
・・・もう2021年なんだからそろそろ蓮の花の形の落雁でも砂糖でもラムネでもない日持ちのする美味しい何かは誕生しないものだろうか。
いや蓮の花じゃなくてもいいだろが自分。ほんといい加減にしろ自分。←いややっぱ無理。←あ、ホワイトチョコを蓮の形に抜いて色つけるのとかどうよ?←誰か作って。そして販売して。お願い。
|