雨ですね。 福岡も朝からザーザーでした。
雨な上に肌寒くって、猫でも抱いていれば温いのでしょうけれども、うちの子は頑なに抱っこ断固拒否主義、人間の膝上における睡眠反対派に属した猫なのでそんなこたー夢のまた夢。なのでジャージを着て今日の創作料理「冷蔵庫に少し残っていた白菜キムチとホタルイカキムチ及び豆苗と納豆のビビンバ、落として割ってしまった卵の黄身乗せ」(朝食兼昼食)を作っておりましたところ、ふと北原白秋の童謡「雨」が脳裏に浮かんできたのです。その直前まで「みんなでたのしくうんぱっぱのぶんぶん、おなかぽんぽんぽんのやっほー」(岡崎体育/感情のピクセル)などと歌っていたのにも関わらず。
さて、 北原白秋の「雨」ですが 私は子供じぶん、
「雨が降ります雨が降る。遊びに行きたし傘は無し。紅緒の木履(かっこ)も緒が切れた」の後半部分を
紅尾の郭公も尾が切れた
と思っておりました。
本来ならば全体が灰色っぽい羽のカッコウに突然変異で尾だけが赤いものが生まれてしまった。突然変異種が野生で生き残るのは大変むずかしいことは子供でも野生の王国や驚異の世界などを見て育ってきたので理解しているつもりである。この紅尾の郭公は、冷たい雨の降る日、ついに変異部分であるが故に脆弱だった尾の部分が切れ落ちてしまった。井上陽水くらい傘がないのもあわれなものだが、この郭公もまた同じくらいあわれなものだなあ。
・・・という解釈をしていたのです。 国語のテストならロボコン0点です。
カッコが鳥のカッコウでなくポックリのことだなんて、こっちがびっくりですよ。
つまり雨は降ってるわ傘はないわ一張羅の下駄の緒まで切れてるわで八方塞がりの歌ってことなんですね?白秋先生。
てか、白秋先生は初めカッコじゃなくて「お下駄」って書いてたのに、後から変えられたんですよね。お下駄のままにしてくれていれば幼き私だってこの歌を突然変異のカッコウの悲劇にせずに済んだというのに。
あ、ちなみにビビンバは美味しかったです。 良い子は真似しないでね。
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