幼稚園から戻った息子の連絡帳をチェックすると 「10月最初の登園日に絵本を一冊持たせてください」とのこと。 来月から一人一人、絵本の読み聞かせをしてくれるそうな。
はいはい、絵本ね・・・。
と、 ウチの本棚をみますと 息子の絵本って、落語絵本のすげー長いお話か 英語絵本か、メイシーの仕掛け絵本しかござんせんでした。
・・・・・・・・・・・・・・。
まさか先生に「めぐろのさんま」を読めとは言えませんし、 しかもこれって棒読みするとすげーくだらないし、 落語家になった気分でノリノリで読んでくれないとつまらないわけで。
つーことで絵本を探すことにいたしました。 こまったもんですよ。
と、 大きな書店の絵本のコーナーにいきました。 みると、 うっひゃーーーーーーーーってくらいに並んでますよ。びっくり。 こんだけあると さて 悩みますな。
私も遠い昔は一度幼稚園の先生を目指したこともございまして 短期大学にも通っておったわけですが 親のやってた家業がトラブルに見舞われいきなり貧乏一家になってしまい そんな貧乏親に学費を支払わせるのが忍びなくなり 自分の進路は別にあるはずと自分に言い聞かせて こっそり退学届けを出して昼夜バイトに精を出す日々となったわけでありました。
そんな短い幼児教育科の学生時代でしたが 当時は勉強のために絵本などもよく購入して読んだり どんなパターンの絵本がどの月齢にあうかなどの研究をしたりもしておりました。
が 今、親になって思えば 単なる月齢だけで子供の絵本をチョイスするなんて これまた個人の成長と興味を無視したものだなと感じたりもするわけで。 十把一絡げで考えざるをえない「教師」の立場と 個人個人の成長にあわせてフォローしていく「親」の立場とでは 絵本ひとつの選び方でも視点が違ってくるんやなと なるほど感じたりするもんがございます。
とはいえこの度は私が読むのではなく 先生が子供に読み聞かせる本のチョイスです。 英語は論外。 長ったらしいのは時間をとりすぎて迷惑だろうし。 かといって子供の興味がないもんでもこれまた無意味。
はてさて。
おっ。
発見しました。 「ちいさなくれよん」(金の星社)
息子はくれよん大好きなので丁度いい主人公かもしれません。
ぱらぱらめくって読みましたら ラストシーンで私ったらちょっとうるうるしてしまいました。 もう歳ですね(笑)
よく本屋でみかける一冊なので 皆様もぜひ一度お立ち読みを(こら)
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