今日はおもいきって幼児教室の先生に聞いてみました。 私がずっとこの先生に聞きたかったことです。
「ウチの子の言語力、他のお子さんと比較して遅れていませんでしょうか」
ここの教室に通い出したのは今年の4月からです。 ドラキッズのかわりに通い始めたこどもクラブ。 先生は(なんでそんな質問をするのか?)といった顔で 「4歳のお子さんの平均だと思いますよ?」と答え 私がそれでもなお食い下がって聞こうとしていると 「どうしてですか?」と聞き返してきました。
そしてこの先生に初めて、 息子が一歳半の保健所での健診をかわきりに 3歳の健診までの間、 ずっと「言語能力」について指摘されつづけ 発育遅滞だから療育手帳をもらって指導を受けてくるようにだの 障害児かもしれないから精密検査を受けろだのと 保健婦や医師から言われ続けていたことを話しました。
先生は鳥肌がたちましたと腕をさすりながら 「そんなことを言われ続けてたなんて微塵も感じないのに・・・」といって涙を浮かべられ 私まで経緯を話すうちに涙がでてきました。(鬼の目にも涙かよ)
私にはずっとずっと このことがトラウマだったんです。先生。 この子の言葉の遅れを指摘されるのが恐ろしくて またいつか誰かに指摘されるのかと思うと いつも戦う姿勢をとれるよう身構えている自分がいます。
先生は私がこの教室以外にも 七田、英語、その他いろいろ通わせていることもあり 私が息子をお受験エリートコースにのせたくて あれこれ教室通いさせているものだと思っていたそうです。
始まりはそんなんじゃなかったんですよ。 この子、誰よりも何もかも遅れて集団にもなじめなくて このままじゃいけないと思い 必死であれこれ探して取り組んできたんです。 これがやっとこの一年で確実に成果となってきたので 最近ではたしかに お受験も可能かなと感じてはいますが それはあとからついてきたものでしかありません。
だけどそれでも言語力に関しては 他のお子さんが流暢に話したり表現しているのを耳にしてしまうと この子はまだ遅れているのだろうかと 異様に切迫した気持ちになってくるときがあるんです。
だからいつか聞かなければ、 言葉を濁したり、そんなことないですよなんて曖昧に表現されるのではなく どの程度どうあると的確に答えてくれそうな先生は この先生しかないだろうと決めてからは いつか聞こう、いつか聞こうと思いながらも その機会が得られずに ここまできていたんですけど。 今日、おうかがいできて本当に、 本当に安心できました。 ありがとうございます。
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なんか先生と二人して ハンカチ目にあてて涙拭きまくり。 先生はご病気のお子さんがいらっしゃるので 私のいう「トラウマになる」という感覚が 共感できるとも言ってくれました。
育児はいろいろある。 いろいろ言われる。 子供もいろいろ。
だけど「親」を甘えたくない。 欠点は放置したくない。 それはただの言い訳でしかない。 子を生かしているだけの親なんていやだ。 育てられない親ではいたくない。
トラウマ。けっこうけだらけ。 乗り越えるものがなきゃ人生つまらんってこと。
今日はおもいきって聞けてよかった。 息子の反抗期でイライラしたり焦ったりしてたけど また原点に戻れるかも。 うん。
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