実はあまり得意ではないのです、整理整頓。
料理や洗い物や洗濯物や掃除は得意なのに、
かっくんが我が家に来ると
「ちょっとは片そうか!」
と、怒られますが。
私が真顔で、
「えん…。」
と、返すとかっくんは吹き出して、
「あんたは…(笑)」
と、言いつつ、せこせこと部屋の片付けをするので、
私がそれを手伝います(誰の部屋だい。)
かっくんはLINEや電話では愚痴が多いのですが、
心配して逢いに行くとニコニコしています。
でも、私が帰ろうとすると不機嫌になります。
でも、私が心配になる一言を残して
荒々しく助手席のドアを閉めて行くので
「なんだ!あいつ!」と思いつつ、
心配の原因を解消してから彼にLINEします。
かっくんは電話をかけてきて、
「気にしてくれたんや…。」
と、柔らかい声で言うので、
「あんな事を言い捨てられて心配するに決まってるでしょ!?」
と、怒ると彼は「ごめん。」と、
しおれて素直に謝るのです。
そして、「このまま4時間も5時間もかけて
⚪︎⚪︎は運転して帰るんだと思うと
心配で…⚪︎⚪︎が年上なのはわかるけど、
ほっとけない…途中で何かあったらとか、
もう会えなくなったら、とか、
わしの知らないところで泣いてたら、とか、
考えたら、不安で不安で…。」と、告白されます。
「うん、危ないなと思ったらちゃんと休憩するし。」
と、きちんと説明はしますが、かっくんは。
「違う…頼むから泊まってって。」
と、懇願するのです。
「いやいや…あなたのママって私の事が嫌いでしょ?」
「おかんも危ないから泊まってけって。」
「うーん…。」
「⚪︎⚪︎…わしの隣で寝て…。」
多分、そっちが本音だろうな、とは思うのですが、
「わかった…戻るよ。」
「待っとるから。」
というわけで、愛車で来た道を戻ります。
普段は睡眠剤を飲まないと眠れません。
でも、彼の隣で横になると、ふわっと眠たくなる。
足元には、他の人には顔さえ見せないという
パンちゃん(子猫ちゃんが立派な成猫に。)が
モソモソと私の体温を求めて潜ってきます。
かっくんは私の手を握って熟睡。
翌朝はかっくんに起こされて起床。
ふたりで煙草を吸いつつアクエリアスビタミンを飲み、
時間になったら彼が仕事前に寄るコンビニへ、
愛車で乗り付けて朝ごはんを調達。
ふたりともささみを大葉で包んで揚げたものが大好き。
愛車の中で話していて、
「帰りは迎えに来るから。」
と、申し出ると、かっくんが目を見開いて
「帰らんの?」と、訊くので、
「別にかっくんを家に送ってからでいいでしょ。」
と、笑うと、かっくんも笑います。
かっくんを送ったら、愛車でDAISOや激安スーパーなど、
行きたい所を回って、彼の退勤時間には
会社の横に愛車をつけます。
目敏く愛車を見つけた彼が小走りに
こちらに走って来るのを見て思うのです。
嗚呼、ずっと一緒に居たいなあ…。
そうしたら、かっくんとの色々な軋轢も生じないのに。
いや、自分の今の住居は気に入っていますよ。
でも、かっくんは愛おしいのです。
勿論、過去には様々なトラブルがありました。
でも、それらは付き合いの浅さ故に、
お互いに距離感や価値観を手探りしていたから。
今の彼の焦燥感は「やっと会えても⚪︎⚪︎はすぐ帰ってしまう。」
という、不安から来るもので、
多分それが無ければ、なんの問題も無いのでしょう。
彼と夕食を取って、家まで送って、
「ありがとうな。」と、満足気に手を振る彼に、
笑顔で手を振り返して家路に着きます。
途中のコンビニで休憩の度にLINEで現在地を
かっくんに報告しながら、飲み物を飲んだり、
のど飴を舐めたり、煙草を吸ったりしつつの
ひとりの長距離ドライブです。
運転には集中しているのですが考え事も。
在宅ワークでも再開しようかな…。
などと考えを巡らせて。
かっくんと過ごした3日間を振り返るのです。
「⚪︎⚪︎が好き。」を臆さず言ってくれる彼。
私もそんな彼を愛している。
どうしたら衝突しないのかも、
笑いのツボも味覚も美しいと思う物も同じ事も、
お互いの体温があると熟眠できるのも、
わかった相手と一緒に暮らしたい。
だから、私はもうちょっと変わる必要がある。
要らないものは脱ぎ捨てて、
身軽に、強く、しなやかに。
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