某突起名の人生つぶやき日記

某突起名の独り言。
あくまで独り言ですので・・・まぁ、お気になさらず。

2002年05月20日(月) 能無し。










みなが何かを運び、判を押し、包んでいる場所で、

アナタは何も運べなかったし判も押せなかったし、包めなかった。





能無しだと罵られてアナタは叫んだ。

「こんなくだらないコトができなくても、

 私はもっとすごい能力を持っているのよ!」




















アナタは自分の能力が、

運ぶことよりも、

判を押すことよりも、

包むコトよりも、

もっとすごいコトだと信じていた。





けれどアナタには誰も見向きはしなかった。

アナタは、世間は冷たいと言って絶望してみせた。

みんな私に冷たいと言って泣いてみせた。





















だって、どんなにすごい能力を誇っても、

アナタがどんなに価値のある人でも、

運ぶコトだけを求められる場所で、

判を押すコトだけを求められる場所で、

包むコトだけを求められる場所で、

何もできなければタダの能無しなんじゃないかなぁ?





















きっとアナタはすごいんだろう。

アナタの持つ能力を求められる場所ではすごいんだろう。





けれどココは、

運ぶ場所で、

判を押す場所で、

包む場所なのだ。






素早く沢山運べて、

素早く正確に判を押せて、

素早く美しく包める人がすごいのだ。





















アナタは確かにすごいんだろう。

けれど「こんな低級な仕事」と言って、

そんな低級な仕事すらこなせないアナタは、

その仕事に関してはすごくないのだ。




「私も堕ちたもんだわ・・・こんなトコロで働くことになるなんて」と、

そんな言葉を、

自分の空のプライドを満たす為だけに、

その言葉の意味も知らずに、

吐いているうちは、

アナタは何もすごくないよ。






















能力に階級なんか無いよ。





運ぶコトが必要な場所では、

運べる人がすごい人。

出来ない人は無能の人。



判を押すコトが必要な場所では、

判を押せる人がすごい人。

出来ない人は無能の人。



包むコトが必要な場所では、

包める人がすごい人。

出来ない人は無能の人。



みんなそれぞれにすごくて、

みんなそれぞれに普通で、

みんなそれぞれに無能なんでしょ?





















じゃあ、キミは私に説教くれるくらいだから

私より何かがすごいんでしょうねとアナタが聞くから、

とりあえず自分が無能だってコトを知ってるトコロと、

ココでは運べて判を押せて包める人がすごいってコトが

ちゃんと分かってるトコロはアナタよりは進歩なのかなぁと答えると、

アナタは私をせせら笑った。





















・・・そう、アナタが私をせせら笑っているうちは、

この場所に居ないほうがいい。





他にもっとすごいコトが出来るんだからと問題をすり替えて、

自分が運べないし判も押せないし包めないコトから目をそむけて

運べる人や判を押せる人や包める人をせせら笑っているうちは、

アナタの居場所はココには無いから。





無能を自覚して謙虚になれないうちは、

アナタは誰にも認められないから。





無能を自覚して、

運んでみたり判を押してみたり包んでみたりするから、

その人はやがてすごくなるのだ。





ココに居て無能呼ばわりされるのがイヤなら、

アナタのコトをすごいと言ってくれる場所や人を探しなさい。




















そう言うとアナタは現実逃避の為に怒る代わりに

今度は泣いて同情を買おうとしはじめ、

ココに居たいなら泣くより他にやるコトあるでしょと私が言うと、

じゃあ、私は何をすればいいのとアナタは問う。
























・・・包んでみなさい。

私は、そう言って包むための紙を差し出した。





















言うべきコトはすべてアナタに伝えた。

アナタがその紙を受け取るか、

憤慨してこの場所から出て行くかは

アナタの自由だ。





アナタが身を切るような思いでプライドを捨てて

能無しからはじめるのも、

プライドという名の霞を食い続けて

アナタが息絶えてしまうのも、

全部、アナタの自由だ。























アナタは私の手から、

黙って紙を取りモノを包みはじめる。

























プライド「だけ」では生きていけない。





だから今日も無能な私は

ジャッキを乗り回して倉庫を走り、

重い荷物を運び、

おばちゃんに混じって保証書に判を打ち、

不器用に商品を紙に包むのだ。





コレがいつかは自分の中で「何か」を伴う誇りになると信じて。














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今回なんとも仕様の付けようがないので普通仕様(汗
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多分明日は昨日の続き。


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