 |
 |
■■■
■■
■ 映画館。
大阪は東京と違って、小さな映画館が少ない。 それをささえる映画好きな人の人口差なんだろうけど 大分前に、縦に雨の降る『サウンドオブミュージック』や、 長くてしんどい『東京裁判』をみた ダイマイチカ(大毎地下)の劇場がなくなった。
そして十三(じゅうそう)という(東京で言うとミニ歌舞伎町みたいな)にある 第七藝術劇場という劇場が、一度閉館―再建―再閉館、に 追い込まれている。
シートはふかふかで、そこそこのスロープがあり、 (ということはあまり悪い席がない) 96席ながら落ち着いたいい劇場なんだ。
事情がどうも怪しくて、現場のスタッフは入れ替えになりそうなんだけど 私は、劇場のよさは人に支えられてると思っているから、 新たなスタッフがどうこうというより、今のスタッフに 礼を尽くさないやり方が気に入らない。
入れ替えるにしても、だ。
会員サービスや劇場の名前がそのまま残ったとしても 前任者の有形無形の財産を大事にしない考え方が 文化産業としてうまくいくのだろうか。
夜の繁華街にあってなおナナゲイの名で 親しまれたのは、スタッフの功による。
入れ替えるにしてもやり方があろう。
ファンサービスを大事にするひとつとして掲示板を 設置していたようだけど、その書き込まれるメッセージに 誠意を持って応えている、松村さん、あなたが、 ナナゲイそのものだっていうのに。
とても、悔しい。
2005年09月14日(水)
|
|
 |