| 2011年08月17日(水) |
映画「ソルト」「運命のボタン」 |
「ソルト」 2010年アメリカ。 アンジェリーナ・ジョリー主演の、アクション+スパイ映画だ。 息も吐かせぬ展開で、まったり系映画が苦手なイラチな私には、こういうテンポ感がは大事だなあと思った。 面白かったけれど、最期なのに妻から一瞥しか貰えなかった夫は気の毒だった。 そして彼女のロシア語の発音はどーなのとも。 あ、でも母国語と言えど、英語漬けで育った設定だからこれでいいのか。 最後は「続くの?これ」という終わり方だったので、続編来るのかなあ、と主人に言ったら、 「続くんじゃないの? 『ソルト』の次だから、『シュガー』『ペッパー』『ジンジャー』……あれ、案外続かないか」 とまた訳のわからない事を言う主人であった。
「運命のボタン」 2009年アメリカ。 サスペンスだと思って録画したのに、どっこいSFであった事だよ。 「どうしてシオンはいつも確認しないの。ちゃんと番組表にジャンルが載ってるでしょ」 とまた主人に溜め息を吐かれた。 原題は「The Box」。 ある日突然自宅に箱が届けられ、見知らぬ男が現れて、箱の中のボタンを押すと100万ドル(今なら7500万円程度だが、1976年当時のお金で3億6000万円?)くれると言われた子持ちの夫婦。 その代わり自分の知らない誰かがどこかで死ぬのだそうで、逡巡した末にボタンを押してしまう妻。 教育費だの老後の蓄えだの考えれば、お金は幾らあってもあり過ぎる事は無い。 で、ボタンを押したのを確認して、男は去り際に言う。 「次はあなたの知らない誰かがこの箱を受け取るでしょう」 と。つまり……ぞっとするシステムである。 一緒に見ていた主人と、こんな会話を交わした。 「貴方なら押さないでしょう」 「うん。シオンなら迷わず押すよね」 「いや、死ぬのが誰なのかを訊かなければ押せないな。死刑囚や犯罪者や死を待つ病人に死を齎すボタンなら喜んで押すけれど、善良な市民がターゲットになるのならやめとく。それが判らない限り、怖くて押せないよ」 と私が答えると、主人は何故か吃驚したような顔をしていた。失礼な。
ところで2ちゃんねるに、「押したら3億円貰えるけれど配偶者が即死してしまうボタン、あなたなら押しますか?」というような内容のスレッドがあるらしい。 夫側は「自分が死んで妻子に3億入るなら押す」という回答が多く、一方妻側は「喜んで押す」という傾向にあったが、この違いは何なのだろう。 因みに私は勿論!「押さない」派。 幾ら大金があっても、主人がいない人生なんてつまんないよ。 それに3億円程度なら、宝籤で当てられるしね。 まだ当てた事無いけれどね!
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