| 2011年01月31日(月) |
マスコミの目論むミスリード |
エジプトでデモだか暴動だかが起こって大混乱らしい。 ムバラク大統領が永い事、国の政治を牛耳っていたため、国民の堪忍袋の緒が切れたという事なのだろう。 切れるにしてもいきなり過ぎな気がしないでもないが、私が気になったのは、報道の方向性である。 恰も「ムバラクの独裁政治」が問題であるかのように伝えられているが、本当にそうなのだろうか。 「独裁」と言えば、ムッソリーニにヒットラー、第2次大戦後ならチャウシェスクに金日成&正日と、悪いイメージしか無い。 しかし騙されてはならない。 それ等は為政者が悪いのであって、独裁制が悪い訳ではないのだ。 古代中国には禅譲という思想があった。これは悪か? アメリカはこの機会に乗じ、アメリカ式民主主義を世界に広げようとしているようだが(しかしイスラム圏は所詮イスラム、アメリカの敵にしかならないので、アメリカはジレンマを抱えているとか)、民主主義を採っている国々で政治が正しく行われているかどうかを考えれば判るだろう。 議会制民主主義の日本を見てみよう。果たしてこれが、理想的な政治の状態であろうか?
民主主義は、主権者である民衆が正しくなければ、結局機能しない。
日本の政治が混迷しているのは、主権者である国民が馬鹿だからなのだ。 そういう訳だから、今これを読んでいるお前等、もっと賢くなれよ!
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