天上天下唯我独尊

2011年01月13日(木) 寝て言うもの

自分で言った事なのに、言った本人が聞いていない、覚えていない。
それは寝言である。

何かの流れで暴力の話になり、そう言えば私は自覚の無い暴力を振るうのだったと思い出し、主人に訊いてみた。
「最近は、寝ている間に貴方の事を打ったり殴ったりしていない?」
「うん、大丈夫だよ。このところ寒いからねえ。布団から手も出さずにじっとして大人しく寝ているよ」
冬は暴れないのか……寒いからというのは兎も角、痛い目に遭わせていないのならいいかと、取り敢えず安心した。

「でもシオン、寝相だけじゃなくて寝言も凄いよね!」

えっ。
それは初耳だ。
「割と言うよ。肘鉄と違って、寝言で起こされたってのは無いんだけれど、僕がトイレに起きようとしたら突然笑い出したり。結構吃驚する」
「ご、ごめんね……とんと覚えが無いのですが(汗)」
「まあ覚えていないから寝言なんだけれどさ。1番面白かったのは、
『やれるもんならやってみろ!』って叫んだ事かな。思わず振り向いて、『えっ』と問いかけたんだけれど、シオンはすぴーって寝息を立ててた(笑)」
お、覚えていない……。
一体何の夢を見ていたのだろう、私は。


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