天上天下唯我独尊

2007年07月09日(月) 人類最後の日

その日、幾つかのグループに分けられて、人類は処刑される事になっていた。
主人と私は1番最後のグループで、すぐ前のグループの知り合いから、餞別として10万円を貰った。
嬉しいけれど、これは遣わずに、くれた人が無事に生還したら返そうと思って、取っておいた。
最後の日なので一緒にいたかったのだが、主人は仕事があるからと言い、私を置いて出勤してしまっている。
人類滅亡まで、あと1時間。
まだかなあと思いつつ、私は主人のオフィスの隣りの教室で、彼の仕事が終わるのを待っている。
ああそうだ、くれた人と同じように、私も誰かに餞別を渡すべきなのかしら。
でも1番最後の組だし、渡す相手もいないからいいよね?
お金惜しさに、そんな言い訳を自分の中で作っていた私だった。

目が覚めて、生きていて良かったと思った。
自分で分析してみて、
・主人は妻より仕事優先なのではないかと、私は不安に思っている
・私はお金大好き
という事が、改めて判った。
決して仕事より軽んじられている訳ではないと知っているのに、土日も仕事でどこにも連れて行って貰えない事を、私は心のどこかで不満に思っているようだ。
口にして解決する問題でもないので、私が我慢し続けるしかないのだが。
何故教室なのか、意味は解らなかったが、我慢も程ほどにして、時々はどこかに連れて行って貰おうと思った。


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春 紫苑 [MAIL]

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