天上天下唯我独尊

2007年06月25日(月) 何だか違う害虫駆除

現在の住居は田舎で、裏は畑だ。
しかも1階なので、どこからか虫が這入って来る。
梅雨の頃には、うっかり窓を開けておくと、ヤスデが部屋の中を這っていたりするので、うっかりも出来ない。
外には大きな蜘蛛もいる。山でもないのに。
一応住宅地なんだけれど……。

そんな環境で、窓の外の植え込みに、毛虫が大発生した。
毛虫は勿論毎年湧くが、今年は凄い。
玄関のドアを開ければ、そこにいる。
気持ち良くは無いが、家の中にさえ入ってこなければ私にとって実害は無いので、放っておいた。
しかし、誰かがアパートの管理会社に通報したらしく、ある日業者がやって来た。
害虫駆除のために薬剤を撒くから、窓を閉めて欲しいと言う。
薬剤か……トラウマが蘇り、嫌だなあと思いつつ、言われた通りにした。
全ての窓を閉め切って暫くすると、また業者が玄関のチャイムを鳴らした。
撒布は終わったが、まだ薬剤が残っているので、夕方まで窓は閉めたままでお願いしますと言われた。
夕方、そろそろいいかな〜と、買い物に出かけるために外に出ると。

無い。

植え込みの躑躅が1本残らず、無くなっていた。
まさか捨てた訳ではあるまいが、植え込みスペースは綺麗さっぱり、剥き出しの土と毛虫の屍骸だけが残されていた。
確かに、薬を撒いても効果はもって今年だけ。来年以降もまた毛虫は湧くだろう。
だからと言って、この方法は如何なものか。

昔TVで見た、「アニメ一休さん」を思い出した。
近くの大木を塒とする鳥の群れが、農作物を荒らして困るという農民の訴えを受け、一休さんは大きな音を出して鳥を追い払った。
しかし鳥はすぐに慣れて、音を出しても逃げなくなった。
そこに一休さんのライバル登場。
そんなの簡単さ。鳥の塒であるところの大木を伐ってしまえば良いのだ、と彼は言い、その通りにすると、塒の無くなった鳥達はどこかに行ってしまい、農作物が荒らされる事は無くなった。
しかしその年の嵐の日、今まで何ともなかった所で、土砂崩れが発生した。
根を張ってそこの土を守っていた大木が、害鳥駆除で伐られたために、地盤が緩くなって土砂崩れが起こったのだ。
目先の事に囚われて自然を破壊してはいけないよ、というお話だった(と思う)。

ショボイ植え込みぐらいはどうって事無いかも知れないが、無ければ無いで、このスペースに一体どんな意味が?という、間抜けな空間が出来てしまった。
ああそう言えばこの地域には、他の件だが似たような事が毎年あるのだった。
そのお話は、また秋にでも。


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