天上天下唯我独尊

2006年12月04日(月) サッポロポテトJUMBO

サッポロポテトバーベQジャンボなるものを、スーパーマーケットで発見した。
私はこういう、通常より大きいお菓子が好きだ。
それで失敗した事もあるが、サッポロポテトならどこを齧っても味は均一な筈、買わなきゃ良かったと臍を噛む事も無かろう。
隣に並んでいた、かっぱえびせんジャンボとどちらにしようか、それとも両方買おうか暫く迷ったが、サッポロポテトを籠に入れて、私はレジに向かった。

帰宅した主人が、封の開いたサッポロポテトバーベQジャンボを目敏く見付けた。
「ずるいなあシオン、また1人で食べてるし」
貴方もどうぞと言うと、彼は1袋取り出して食べ出した。
「また大きいの買って来たのか……好きだねえ。でもこれ、もしかして」
と言いかけて、彼は何でもないと濁した。
「そういうのって、凄く気になるんだけれど。何て言おうとなさったの?」
と問い詰めると、まさかこれを行き付けのスーパーで堂々と買って来たんじゃあるまいな、と言う。
「え……堂々と買っちゃいましたが、駄目だった?」
と私が答えると、彼は笑い出した。
「わははは、ホントかよー! 遠くのコンビニでこっそり買って来たのかと想像していたのに。まさか、普通に買って来るとは」
別にエロ本買う訳じゃなし、堂々と買ってもいいではないかと思うのだが、彼にとってジャンボ菓子は、大人が買う物ではないらしい。
「まあでも、シオンがいいなら、それでいいか」
彼はそう言ってくれたが、私は首を振った。
「ううん、もう大きいサッポロポテトは買わない」
「どうして?」
「だって大き過ぎて、一口じゃ食べられないんだもの。普通のを買った方が良かった」
と私が答えると、彼はぷるぷるしていた……何故そんなに笑う。
「シオンは本当に、外してくれるよねえ。いいぞ、その汗!」
別に私だって、貴方の受けを狙って外している訳じゃないんですけれど!


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