ま お の 日 記...まお

 

 

地震と金魚。 - 2003年09月26日(金)

 私、ちょっと自慢なんだけど、寝ているときに地震が起こるときって、必ず、揺れ始める一瞬前に目が開くんですよね。

 4時50分。
 急に、ふっ、と目が開いてしまった。
「やっべー、もしかして地震来たりして」
って思ったら、ぐらぐらー、って。

 最初ナメてたら、途中から地球のヤツも本気で揺れ出しました(笑)。

 速攻、枕元のラジオのイヤホンを耳に。私は、年寄りのようにラジオが大好きで、ソニーのちっちゃいラジオを毎日聴きながら寝ています。出張にも持ちあるいて宿泊先で聴いてるんですよー。
 NHKはすぐさま地震情報。実家のある釧路が震度6弱ということで、絶対電話は繋がらないと思ったので、せめてメールをしようとするが、携帯のiモードは全く繋がらない。
 パソコンから父の携帯にメールを入れておく。

 運良く、数度目かで電話が実家に繋がり、母と話すことができた。父は、会社のきまりで震度4以上のときは出社しなければならないので、地震から20分くらいしか経っていなかったのに、父は既に出かけてしまっていました。
「コーヒー茶碗が割れちゃったのー」
と言っているが、わざとそうしているのか、意外に声は明るかった。
 私が高校生のときにも、震度6の地震があって、そのときは、ふたりで泣きながら割れた食器を片付けたので、さぞかし心細いだろうと思ったのよ。
 でも、びっくりしてハイテンションになってたっていう感じだったらしく、電話で話しながら
「ああー、テレビがこんなにズレてる〜!!」
と、やっと気付く母…。

 電話を切った後、また布団に戻って、やっとうつらうつらし始めた頃、

 ぐらぐらっ。

 ひー!!

 余震。

 けっこう強かったな、なんて思ってたら、母から電話が来た。「だいじょうぶ〜!??」

 その後、北海道全域でJR線が午前8時まで運休になり、地下鉄ものろのろ運転だったから、会社に遅刻するひとがかなりいました。
 私は地下鉄通勤なので、いつもより、かなり早く出なくちゃならない。
 バタバタ、用意をし始めると、内地に住んでいる友人たちから携帯にメールが入る。中には普段ぜんぜん連絡を取り合っていないのに、思い出して心配してくれたひともいて、本当に有難いと思う。

 地下鉄に乗ったら乗ったで、
「あー、今大地震があったらどうしよう〜」
って思ってしまって、ドキドキ。


 会社には8時頃着きました。
 部長が6時過ぎから出社していたらしく、もちろん一番乗り。KDさんも着ていて、方々の病院に電話をかけまくっていました。
 こういう慌しさ、大好き(笑)。

 昼間は、会社全体が落ち着かないまま過ぎて行きました。
 ときどき余震があったりしてね。
 私は気象庁のHPを端末に立ち上げっぱなしにしていました。
 まあ、こんなんだから、仕事なんかしてないも同然ですよね。でも、昼食のちゃんぽんが、紅しょうが入れ放題で美味しかったです。すごく人心地ついた気がした。
 もちろん、残業なんかしないで帰宅する。


 今日は、こんな地震なんかに挫けないくらい、行きたい場所があったのだ。




 昨日見た熱帯魚が忘れられない。
 昨日の夜、私は、家から少し離れたところにあるホームセンターに行って、ペットコーナーをさすらったのです。
 今日はお給料が出たし、店員さんに相談して、あの魚が大きくならない種類だったら買ってしまおうと思ってた。で、売約済みにしておいて、しばらく水槽に水をつくってから、迎えに行けばいいのだ。
 「あの魚が大きくならない種類だったら」っていう条件付なのは、先の日曜日にロフトで見た可愛い(ほんの5cmくらい)タイガーオスカーを、半ば買ってしまおうと思いながらも、何とか思いとどまって帰宅し、インターネットで調べてみたら、すげーでっかくなる種類だった!、あー、衝動買いしなくて良かった!!…なあんてことがあったからです…。

 運良く、そのおさかなは、まだ売れずに水槽にありました。

 が。

 おさかなは昨日と同じように、よく人に慣れていて、私によろよろと近づいて来ます。
 ああ!、何て可愛いんだっっ!!
 
 しかし、その喜びも束の間、店員さんを探して歩き始めると、その水槽と向かい合わせの大きな壁面の水槽に、私が欲しいさかなと同じ名前の札がついてる。

「うおわ!!」←声にならない声。

 驚くほど大きくないけど、明らかに私が欲しいのよりは大きい。それに、まだまだデカくなりまっせー、と言わんばかりの生命力を身体に湛えているのは、見ただけで分かる。
「…」
 ダメだ…。
 これは私の手に負えない…。

 しくしく。
 
 …。
 ああ、だけど、私の部屋に何かを連れて帰りたい…。
 可愛いカエルでもいいけど、カエルは生きたエサをあげなきゃならないのがツライ。

 金魚にしよう…。


 金魚。
 思い出深すぎて、語るに尽くせない生き物だなあ…。私にとって。

 我が○川家は、両親が結婚してから私が小学校の4年生になるまで社宅に住んでいたので、動き回るような動物は飼えませんでした。ペットと言えば、金魚や、釧路川からとってきたおたまじゃくしがせいぜい(ときどき、友だちが天然記念物のキタサンショウウオを間違えてとってきてた/笑)。
 人生で初めての金魚は何歳の頃かわからないけど、買うときは必ず金魚鉢でした。青い縁のついた、ひらひらなガラスの手作り金魚鉢。
 そして必ず、ペット屋さんで買いました。お祭りの金魚すくいは、絶対にさせてもらえませんでした。
 金魚の種類はコメット。
 何でって、「コメットは丈夫だから」っていうのが、母の持論だったので。←この持論はどうやら真実でもあるようです。丈夫な赤と白の流星。

 最初は一匹だけ買って帰って、
「なんか寂しそうだね」
って、結局次の日曜日に、また同じ店に買いに行くの。
 お店の中の水槽を覗きながら(それは必ずコメットの水槽だった訳だけれども)、この金魚がいいー!、って選んだっけ。

 てるの家の近くに、今もそこにあるけど経営者が変わってしまっている、当時にしちゃ大きなスーパーがあったのです。うちは当時そこから遠くに住んでいて、そこへは父の運転する車で行っていました。
 そこに、地元のペット屋さんがお店を入れていて、お店の入り口には大きないけすがあって、鯉がたくさん泳いでいました。そのほとりにベンチがあって、両親が買い物してる間、そこで鯉を見ながら待ってたこともありました。
 小さな私には、その鯉がすごく大きく思えて、その人工の池を覗き込んだだけで、さかなに食べられるような錯覚に陥ったものです。
 金魚が欲しいと言った記憶も、金魚飼ってみるかい?、と言われた記憶もないのですが、うちで金魚を買うのは、必ずそのお店で、でした。

 欲しい金魚を指差して、それをすくってもらうときのドキドキ感。
 ピンクと黄色の紐のついたビニール袋に入れてもらって、そうっと持ち帰るワクワク感。
 ずうっとずうっと、上からさかなの背を見つめながら歩いたっけ。

 でも、私は、エサをやってただけだったなあ…。
 水替えも、死んじゃったときの始末も全部お母さんがやってました。だから、こないだ帰省してたときに、さかな飼いたいよー、って言ったら
「なんも、飼えばいいじゃない。だけど、ずっと面倒見てたのお母さんだったからねえー」
と、軽く批判されるくらい、何もしたことがありませんでした。最も、子供なんて、そんなものだと思いますが。はは。ムセキニン。
 だから、金魚も、お母さんにだけなついてましたね。

 今の家に移ってから、鳥(コザクラインコのつんちゃん。非業の死を遂げてしまい、○川家、15年経過した今も語るも涙、思い出しただけで涙)を飼った後、金魚をしばらく飼い、何もいない時期をしばらく過ごした後、今のくーたんが来ました。
 この金魚というのは、コメットではなく、青文金と茶金でした。その中でも、青文金は母が手を入れると、掌に乗っかってきたくらい慣れていました。やはり可愛く思っていたらしく、母は今でも金魚というと、そのさかなの思い出語りになります。


「すみません、あの金魚ください」

 ドキドキ。

 茶金の、たくさんの元気なさかなたちの中で、砂利の上にじーっと伏せている、正面から見た顔が可愛いコ。

 本当は、金魚鉢で可愛らしく飼いたかった(また、我が家には、水槽を置くスペースなんてないため)のだが、店員のお兄さんに「それはキツイですよー」と金魚に代わって言われ、ろ過装置と、飼育に最低のサイズの18cm立方の水槽を購入。
 お兄さん的には、60cm水槽を買わせたかったらしい(商売ではなくて、それが一番コストパフォーマンスに優れているからです。実際、一番流通しているサイズで、それよりもサイズの小さな水槽よりも値段は安い)。…諦め悪く、ホントは15cm立方を買おうと思って手に取ったが、やはりお兄さんに諌められた。ははは。


 ===== 本日の買い物 ======

 さかな(茶金)        350円
 18cm立方のガラス水槽  2280円
 水草             198円
 ろ過装置           980円
 えさ             108円

 ===================


 ガラスの水槽、高いなあ…。
 だけど、ガラスを5枚組み合わせただけで、プラスチックの枠組みもない、すごくスタイリッシュな水槽です。わーい。
 水草は、すごくオーソドックスなやつ。

 酸素で膨らませたビニールに、水とさかなが入っている。それを手に持って、お会計を済ませました。
 …昔みたいな、紐付きのビニール袋には入れてくれないのかあ…。
 
 そのまま、他の道具と一緒に買い物袋に入れられたさかなと帰宅。
 信号で止まるたびに、助手席の荷物を確認しながら。
 家についてすぐ、水槽に水を張り、しばらくビニール袋ごと水槽に浮かべておく。温度がなじんだ頃、水槽に放しました。

 ぴちぴちっ。
 でも、緊張の面持ちであんまり動かない。


 …これから君と一緒だね…。

 だけど、とりあえず、今日は疲れた…(笑)。


...




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