阿呆的日常 主にJとかプロレスとか。
アホラレツキノウアシタ

2004年09月30日(木) お見舞い…?/何とかなる…

早く完治してねとばかりに今更ですが、Nぎさんへ。




隊長という冠のついた人は実は俺の2コ後輩で、最速で
その地位に駆け上った男。
何の因果か俺が副隊長というわけで、別に年功序列とか
そんなん気にする年齢でもないし、隊長よりは気楽なポジ
ションを(気楽な職業じゃねぇけど)俺なりに楽しんで
いたりもする。

ガクセーの頃から知っているが、こいつは何気に見ていて
飽きない貴重な人種。
それに見ていて鬱陶しいくらい飽きない人種も加わっちゃ
なかなか楽しい生活が送れるもんだよ、第3隊。
そんな楽しさを感じてるのは俺とタカさんくらいだけど、
ホントこの2人、どーにかならないもんかな。
ってそんなこと考えるのは不衛生かね。
どーよ、このオフィスラブ!とか思うんだけど、お互い
そーいうの思ってなさそうだしな。無意識なんだけど
こっちにはバレバレってのが面白かったりする。
まぁ隊長は―――わかりやすく独占欲を小出しにしてってる
みたいだけどな。




「お前、いつからプロレスなんて興味持ったんだよ?」
「いつからかな……」
「プロレスなんて見に行かなそうなのになー」
「それは偏見というやつだろう」
「そんなことねーだろ。お前は昔っからレスキュー以外の
何モノにも興味なかったろ」
「そんなことない」
「えー、だってお前、俺が誘った合コン、通算67回断って
んだぜ?ある意味『神兵』だよ」
「数えてたんだ」
「いや、適当」
「そう」
「ただでさえ出会いのないこの職場、俺が必死になってそう
いう場を作ってんのに」
「そういうのは好きじゃないんだ」
「コイとかアイとか必要よー?」
「それはそれでそのうち得られるものだから、焦って得よう
としても仕方ないだろう?」
「ま、そーね。得られるモノだもんね」
「そう」
「けど、いきなりプロレスはねぇよな。つーか、俺がプロレス
誘ってもお前行かなかったことあるの覚えてる?」
「そんなことあったっけ?」
「っかー!そんなもんよね!俺なんて!」
「あまり昔のことは覚えてない」
「……(去年だよ)。まぁ行くとしてもだ、サッカーとか野球
とか、そーゆうのすっ飛ばしてプロレスだろ。意外も意外だよ」
「意外じゃないよ」
「そうかぁ?」
「そこにプロレスがあるからプロレスを見に行ったんだ」
「は?」
「それがプロレスじゃなくても別にいいことなんだ」
「……やけに哲学的だな」
「そういうレベルの問題ってことなんじゃないかな」




とりあえず俺はそこで会話を止めた。登山家かよ!な言葉を
吐いた隊長の机の上から今週発売された週刊プロレスを手に
取った。ページに折り込みが入ってるところがあって、そこを
捲ると、そのページには来週の各団体の開催予定が載っている。
「あ」
「何?」
「金曜、出勤だよ」
「隊長がね」
「違う」
「誰?」
怪訝な顔をした俺を隊長は指差した。
「あの、俺、公休なんですが」
「俺が月曜公休だから差し替え」
「聞いてない」
「言ってなかった、ごめん」
悪びれもなくそう言って、隊長は俺の手にある週プロを取る。
開いたページを閉じて、それを机の上に置き直した。
「よろしく」
有無を言わさぬ笑顔。
俺は隊長の背後にある出勤表をちらっと見た。確か金曜は俺の
他に休みのヤツがいたはず――――
「!」
「緊急出動が入らないといいな」
こんな風に公的権力を使って良いのかと思いながら、それはそれ
コイツがどうにも人間臭く感じるからまぁいいかと思う。
昔っから機械みたいで何が楽しくて生きているんだろうと思って
いたが(人命救助の喜びはさておき)ようやっと得た楽しさが
あるのかもしれない。
俺は俺でそれなりにオトナなので、こういう我侭も許してやろう
と思える。
彼女にどう言い訳しようと考えながら。



携帯を取り出して彼女にメールを送りながら、俺は隊長が
言ったことの意味を悟った。
要はアレだ。
嶋本が好きならプロレスじゃなくても良かったってことだろ。
たとえば嶋本がサッカーが好きならサッカーを、野球が好き
なら野球を、お前も観に行くってことだ。
何だかねぇ。
ホント素直じゃないっていうか素直っていうか、意外なトコ
で隊長は可愛い一面もあるんだよな。
肝心の嶋本はまるで何も気付いてないけど。
ま、こんな可愛らしい独占欲は鈍感な嶋本にはそう簡単に
気付けないと俺は思います。
「あ、隊長」
「何」
「これで俺が別れたら隊長のせいっスよー」
「それは自己努力でどうにかするんだな」
多分あいつ、俺のことはどーでもいいんだよね……



緊急出動がどうか金曜に入りませんように。
いや、入ってくれ。






風邪悪化しそー。
ていうか、副隊長ってマジどんな人なんでしょうね。
その前にNぎさん、ここ見るかしら。
この前のプロレス話の続き、みたいな(笑)

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昨日まで書いた分読み直して、まぁあとは中盤戦を入れて
何とかなりそうな気がしてきました。
ていうか、内容自体どっかおかしな感じで〜 本当は
もっとグッタリさせたかった!ような気がしないでもない
のですが、とにかくコレで行くしかないわけです。


なぜか叔母が「海上保安庁の羽田基地にトッキューって
あるの知ってる?36人しか選ばれないんだって」と話
をふってきて、心の底から動揺しつつ、「そうなんだー、
あれでしょ、海猿の」とか適当に相槌打ってました。
そのとき脳内では嶋本水着ファッションショーが繰り広げ
られていた上に、副隊長が隊長に探りを入れるお話を
考えていたので(別に副隊長が嶋狙いとか隊長狙いとか
そういうのではなく、ただ隊長の本音ポロリを狙ってる
だけ)うっかり「そうそう、第3隊の隊長は真田さんて
言って」とホンキで頭痛い子になりそうでした。
キケンキケン。
ていうか、なんでそんな話になったんだっけ?
あぁ台風のニュース見てたからだ。



今日は久々にHさんと飲むのです。
嬉しいな〜
Hさんのお友達とMさんと4人で。
どんな話が飛び出すか今からめちゃめちゃ楽しみ(笑)


さー少しは原稿やります。
頑張れ。


き あ ぬ