阿呆的日常 主にJとかプロレスとか。
アホラレツ|キノウ|アシタ
に行くんだけど、勝った負けたはまた後で。
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『こころ』を買ったのは、特になんの意味もなかった。 古ぼけた文庫本。100円だったし、ヒマつぶすには手頃 やなと思ったから。思考能力は失いたくないし、思考する ことは大切だと思うから、エッセイとか気軽に読めるものも そこそこ楽しいけれど、たまには純日本文学を読むのも悪く ない。そういえば、跡部の部屋にはヘッセやらゲーテやら妙に 小難しい外国人の本があったことをふと思い出す。
「俺にはホンキなの?」
本当に誰が菊丸に言ったのだか。 忍足はふぅとため息を吐いて、パラと『こころ』のページを 捲る。本気も本気やし、お前しかおらん、そう告げるのは 簡単だけれど、なぜだか言えなかった。自分が放つ言葉の 軽薄さを、イヤになるくらい知っているから。 そして、自分の身体の『軽薄さ』も。 だからキスだけで、手をつなぐだけで、そこから感じる 『好き』という気持ちを今は大切にしたいと思っている。 気持ちが大切やなんて、俺には考えられへんことやったのに。 文字だけが頭に入ってきて、ストーリーはなぜだか組み立てる ことができなかった。 最後の『先生と遺書』の章に入るまでは。
命まで絶たせたわけじゃない。 けれど。 そこまでのエゴを、強い恋心を、持っていたわけじゃない。 自分と置き換えるなら、おそらくは、ジローの告白が、自分に 火を点けたのだと、今だから言える。
「俺は跡部が好きだよ」
普段何も語らず、自分に必要以上に寄り付いてこないジローが 突然言った。全て見透かすかのような瞳で。 「いきなりなんや?トートツに俺にんなこと言うたかて、 しゃあないやん」 「仕方なくなんかないでしょ。とりあえず言っとく」 「ジロー」 「それだけ」 ジローに返す言葉が忍足には見つからなかった。自分に背を 向け、歩き出したジローにただ見入るだけ。 その瞬間だ。 忍足の中の何かが変わったのは。 「好きやから、なんやっちゅうねん」 ラケットバッグの奥でブルブルと震える携帯の液晶に映る 名前はどれかと思い浮かべながら。 「好きなだけや、どーにもならんやろ」 簡単に告げることができる『言葉』など、なんの意味もない。 簡単に繋ぐことができる『身体』など――――――
忍足は携帯に入っていたメモリを、消した。 いらんものは捨ててしまお。 いるだけでえぇ。 サイナラ。
そんな自分が今本気になっているのは跡部ではない。 『先生』にとって大切だった『お嬢さん』はそのときは跡部 だったかもしれない。 『お嬢さん』を手離したくなくて、知らぬうちに全てを 捨てた。だが、『お嬢さん』は本当に大切なことに気付いた。 『K』は命を絶たず、『お嬢さん』を想い続けたから。 それが、『K』のエゴだったのだ。
今『先生』は他の『お嬢さん』を想い、『お嬢さん』には 自分の過去を知らずにすむ唯一の存在でいて欲しかった。 けれど、そうはいかず。 だからこそ、『好き』という気持ちを、『K』のように、 抱き続けたいと思うのだ。
「あー、英二?ごめんな、今話してもヘーキ?」
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わけわかんねぇ←なら書くな。
じゃあ行って来ます、巨人戦☆
き あ ぬ
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