よるの迷走日記
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朝食サービスの宿だったのでパンの朝食。おお、インスタントスープなども あってなかなか親切。ついでにパンも個包装だったので1、2個余計に もらっちゃったりして(がめつい)、元気に出発。 目指すは興福寺。しかし社会科見学か何か知らないが団体行動の中高生が うようよいて戸惑う。平日に来ればいいのに。 釈迦の弟子像がたくさんありましたが、息子さんも弟子なのね。 凡人的に解釈すると俗世と称して母ちゃんと自分を捨てた人なのではなかろうか。 その人に師事しようと思うのがすごい。弟子になったらなったで 親と比較されたり他の弟子の嫉妬の対象になったり、苦労したのでは。 と、ついワイドショー的に賢人の苦悩を思う私に悟りは開けまい。 国宝の阿修羅像生で見られてうっとりしてしまいました。 お土産のクリアファイルがちゃんと正面と、背後の像になってるのが素敵。 もちろん購入。
奈良公園内で国立博物館の付属施設になってるらしい建物がクラシックで 素晴らしかった。水曜なら中に入れたらしい。あーやっぱり一日目と二日目 日程逆にすべきだったー。 国立博物館も特別展の狭間で新館はお休み。何だと! お寺で見ると有難い仏像も、博物館に来ると研究対象ってのが何だか 妙な気分。お寺だとついつい拝むけど。博物館では誰も拝まない。 地下のミュージアムショップはなかなかだった。 親友延期さんが喜びそうな正倉院グッズやてぬぐいなどがたくさんあったのだが、 私の「彼女が好きそう」選択は微妙に外すことが多いので(プレゼントの才能 なし)いつか連れてこようと思う。
博物館の近くの売店で若草焼(あんこ入りの草もちをホットプレートで焼いたもの) を買って食べる。鹿が寄ってくるが、無視。 そして東大寺へ。人の多いこと。東大寺そのものは拝観料がないのね。 売店にはしかせんべいとしかのふん(某奈良県出身大物お笑いタレント似のイラスト付)。 でっかい棒麩も鯉のえさとして売ってました。鹿も食べますと書いてあったが 鯉は飽食してるのかあんまり寄ってこない。鹿のほうが喜んでました。 十三年ぶりの大仏様はやっぱり大きかった。 二月堂三月堂も見て回りました。どこかのガイドのおっちゃんが 「あちらに見えますのが二月堂、こちらが三月堂そして皆様の後ろにあるのが 食堂です。」 と言って笑いが起こっていた。……平和だ。 その食堂で茶粥を食す。熱かった。 あとはもう、紅葉の奈良公園歩きまくり。銀杏が美しかった。 公園出たら今度はならまちをひたすら歩く。 やっぱりきものの人が多いからなのか和装グッズが安いお店を二つも発見。 前から欲しかった腰ひもを最安値で購入。ラッキー。
今度は近鉄奈良駅から京都へ。 そこで祝日の京都にはもう来るまいと思うほどの行列に並んで清水寺の特別拝観。 へろへろになって駅に戻る。奈良は夜間拝観などが見当たらなかったので 選んだのだけど、大失敗でしたね。 あ、でも人がたくさんだったので漬物八つ橋試食し放題(笑)。 それとさつま揚げやら牛しぐれまんやら甘酒やら買い食いしたり。 バスもギリギリ乗れたし。後ろの座席で女の子(たぶんそんなに親しくない友人) 相手に俺様って高校の頃からモテモテ、知らない別の学校の女に告られたり バンドやっててファンの子に追っかけられたり、でも実は硬派でちょっと 古風なんだぜガツガツした娘よりちょっと控えめで内気な子が惹かれるぜ と延々話してるのでどんなイケメンかと降りる時にこっそり見たら 全然普通の兄ちゃんでしのび笑っちゃったり、行っただけの元はとった。 でも駅ではコインロッカーどこに入れたかわからなくなってうろうろする羽目に。 携帯電池切れるし両替頼んだキオスクのおばんは感じ悪いし、しょんぼり。 さらに敦賀付近で電車が緊急停車するハプニングも。JR西日本過敏になってるのか と思いましたが、駅に着くごとに情報が詳細になっていき、 線路内に危険物→動物→鹿というアナウンスが。うーん最後まで鹿か。 そんなこんなで私の一人旅は終わったのでした。
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