一人で豪華なランチをゆったり食べて、一人でドライブをして、
一人でりんご風呂に入って、一人で純愛映画に涙して
一人でショッピングを楽しんできました。

私は家に引きこもるのがちっとも苦じゃないのだけど、
このところ心がささくれ立っているような、
何だか疲れがのっしりと降り積もっているような気がして
辛くなってきていたので思い切って家を飛び出して、
仕事や家族のことをなるべく考えないようにして休日を
満喫してみました。
最近してみたかったことを全部一日でやってやった。ははは！
友達や親と楽しい時間を共有するのはとっても幸せ。
一日家にいて、ネットにビデオ、読書も面白い。
けどたまには丸一日何でも自分のしたいようにして、
自分を甘やかして贅沢に過ごしたっていいじゃないか。
「一人」を楽しもう。
そう、月に一度くらいはこんな風に過ごそう。
いい旅館の日帰りコース取るとか、エステ体験するとか、
古い町並みを散策したり潮風に吹かれに行ったり。
無理に遠くへ行かなくても、リフレッシュは出来るんだ。
どこへだって行ける。何だってできる。

何だか自然と笑みがこぼれるような、そんな気分で
夜２１時前に帰った私を待ち受けていたのは母の尋問。
「誰と出かけてたの？」
「どこへ行ったの？」
え、一人だったの？延期さんは？お昼はどこで何食べたの？
どこの温泉？映画何観たの？
えー、『いま、会いにゆきます』なら私も観たかったのにー、
晩御飯はどこで食べたの？それで楽しかったの？
ずいぶん効率悪い回りかたね。

ありがとう母よ私の薔薇色気分に灰をかけてくれて。
えーい、二十歳過ぎたいい大人、ていうかぶっちゃけ
三十台目前の負け犬娘がどこで何しようといいじゃん！
別に後ろ暗いことは全く何一つない。もしかしたら
その健全さがかえって心配なのかも知れないが余計なお世話。
来月どこか行ってもやっぱり根掘り葉掘り聞かれるんだろうか。
そういえば今まで気がつかなかったが延期さんとどっか行っても
必ず詳細報告を求められてるような気が。
どっちみち日記には書くんだし、話したくないわけじゃないけど
親と同居してる独身女性って皆こんなにあれこれ
聞かれるものなんだろうか。羽伸ばすって言ったって、
日帰りの可愛いもんですよ。不倫したりホスト買ったり
飲んだくれたりギャンブルに興じたりしてるわけじゃない。

放っておいてよ、と突き放すほどじゃないけど
ものすごい外圧は感じた。ひしひしと。
何だかますます「お一人様」休日が必要な気がしてきた。
でも毎回これじゃきっと帰りたくなくなっちゃう。
母が帰ってくる前にうちに戻ってればいいのか？(←超消極的解決法）

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