よるの迷走日記
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2004年05月14日(金) 名勝さくっと周り

目覚ましが鳴る前に起床。朝食前にひとっ風呂。うーん温泉の朝。
朝食に出た梅干も美味しかった。流石に本場。
蒲鉾も出ましたが、よそのはやっぱり堅い。昨日のショックも
後を引いて、すっかり「やっぱりおうちが一番ねモード」の私。
ええい負けてなるものか、とまず漁協直営の物産館へ。
私には美味しい紀州梅を買って帰る義務があるのだー。
しかし試食を一杯しているうちにどれがどれだかわからなくなる。
いいや。後で梅ソフト売ってる専門店とかも覗いて決めよう。
妹は、梅酒がいいとのこと。同じ親から生まれたとは思えない台詞だ。
あのなー、コンビニで売ってる梅酒だって紀州梅なんだぞー。
あそこは大阪が本社なのだ。これがまたお値段ピンキリです。
比べようにもオープンしたての時間なのに「今日の試飲は終了です」の
張り紙。飲んでもわかんないけどさ。
悩んだ挙句、「和歌山県産証」みたいなマークのついてるのにする。
焼酎じゃなくて日本酒というのも変わってるし。
それと家用にみかんワインを買って、宅急便で送りました。
余談だが帰宅後受け取ったそれはもっと小さい箱はなかったんですか
佐川さん!という大きさに新聞紙がぎゅうぎゅうに詰まっていた。
こんなことなら着替えとか荷物も一緒に送ればよかったと思ったぞ。

さて、お次は梅ソフト。買った途端に落とす(ダアホめ!)。
おねーさんが作り直してくれました。ごめんなさい。
味は、梅ジュースの爽やかな風味でした。でも本当に自然に
作ったらたぶんうす黄緑色でしょうね。ピンクにはならないだろう。
申しわけないことにこのお店にははちみつ梅がなかったので
最後の三段壁の土産物屋さんに賭けることにする。
バスセンターから臨海へ向かい、円月島を眺める。船に乗ろうかと
思いましたが、酔いたくなかったので止めました。
人気のない遊歩道に座って海を眺めながらさっき買った
めはりずしを頬張る。高菜漬けで巻くというのでしょっぱいのかなーと
思いきや優しいお味でした。
白良浜はほんとに砂浜が白い。しかもここは先日既に
海開きされているため、海水浴やビーチバレーしてる人々が!
砂浜って、歩くと結構疲れますね……。浜を眺めながらしばし
水着で入る露天風呂露天風呂「しらすな」で足湯。
有料の足湯って初めてでしたが……百円だしまあいいか。
 
千畳敷は、バス停から海まで結構あります。スッゴイ風でした。
「太平洋の潮風に吹かれたい」
なんて呑気なもんじゃありません。びゅーーーー。
昨日買った途端に止んだ傘を日傘代わりに使ってたのですが、
もうとても差してられない。
何が残念だったってここ、石灰質でやわらかいんでしょうね、
足元のいたるところに「けんじ参上」「maki&kazuya」みたいな
彫り物が。全く何考えてるんだか、彫った奴等が死ぬ頃までに
全て風化してくれることを祈ります。目につく限りは踏みつけておきましたが、
一人ではとても無理な量だったので。
ここ、蝉が鳴いてました。海開きしてるだけのことはあるのね。

高速バスの時間まではまだまだあるので、ここでちょっと戻って湯崎へ。
日本書紀にも登場する名を持つ「牟婁の湯」に入ってみる。
かーなりクラシックな公共浴場です。シャワー付のカランが二つあり、
残りは水とお湯が別の蛇口(笑)。古いけど掃除は行き届いてるみたいに
見えました。入浴中眼鏡は外しているので都合の悪いことは見えてないかも
知れませんが。
ここは「砿湯」と「行幸湯」の二つの源泉があるそうで、湯船も二つ。
何となくやっぱり泉質が違う気がいたしました。古いけど、どっちも
じゃばじゃばかけ流してるのは豪気だったなー。
ちなみにここの前には温泉を吐く貝のモニュメントまであり。
町内にあと2つあるらしい。

千畳敷を通り越して三段壁へ。お店のおばちゃんに色々聞いたりして
6%の減塩はちみつ梅(自家用)ゲット。やったー。
晴れていい眺めでした。どーせ福井の東尋坊みたいなもんだろーと
思ってましたが、私の記憶の中にある荒れた日本海の中のそれと、
穏やかに青いこことはまた違う雄雄しさがあるなーと思いました。
柵のあるのは正面だけで、奥に進むとむきだしの岸壁から
海を覗き込めます。高いところダメな人はやめましょう。
「一寸待て 死んで花実が咲くものか」「いのちの電話」などの
看板あり。へー。やっぱりこういうところで死んじゃいたくなる
人っているんですね〜。下も岩だから、痛いぞ。片付ける人に悪いし。
供養塔も見かけたけど、死にたくなくて死んだ海難者と、自殺者を
一緒に奉っても大丈夫なんでしょうか?

ここで高速バスに乗って、大阪へ。この移動が一番疲れたかも。
そう広くはない(と思う)白浜町で8ヶ所も停留しなくても、
3ヶ所くらいに絞って行ってくれればもう20分くらいは時間短縮
できるんじゃないか?途中でほんのちょっと携帯いじったりした私が
悪いんですが、もー最後の方、この車回転しながら進んでないか?
とまで感じた。辛かった。行きは、一番早くAWSに着く交通手段を
選んで、帰りは値段を優先させたんだけど。

大阪駅に着いた頃には疲れ果て、でもお腹は空いていたので
阪神百貨店のスナックパークへ。ここではイカ焼き1枚とか、
明石焼き2個とか、関西グルメをちょい食べできます。しかも
すごい数の人が並んで買ってその場でパクパク食べているので、
一人で行っても気兼ねが要りません。
ここで買った豚まんをバスセンターの待合室に忘れてきてしまった。
うーん。傘もどこかで忘れてきたのだが、五百円の傘より二百八十円の
豚まんが惜しいのは何故?
まあとにかく、やっと帰れる。自分の意思で来たのに、もう頭の中は
家に帰ることしか考えてない。うちに帰るんだー!!


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