よるの迷走日記
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2004年01月09日(金) 深夜の雪隠詰め

夜12時、帰宅のため車に乗ろうとすると運転席の鍵が開かない。
私のキーレスエントリーはよくこういうことがあるので、
またかーと言いながら鍵を差し込んでみたら。回らない。
何でだ?誰かが異物でも差し込んだのか、水が入り込んで凍りでも
したんだろうか。しょうがないんでうんせっと助手席から(コンパクトな
体型でまだ良かった)乗り込み、親に頼まれていたビデオを
深夜営業の本屋に助手席から降りて返して。新刊をさっと眺めていたら、
新井素子の新刊が出てるぅー!!
跳ねるように購入して帰り、車に戻ればやっと鍵も復旧してて、
ご機嫌で家に到着。しかし、ここまでは単なる話の枕に過ぎなかった。

家族に新刊だよー、新井素子だよー、私もう今夜は興奮して眠れないかも!
なんて言いつつ荷物を置き、ブルゾンを脱ぎ、マフラーを取り、
トイレに入って。で、出ようとして。がちゃ。開かない。がちゃがちゃ。開かない。
……そう言えばここの鍵、最近調子悪かったよなー。おもいっきりがちゃがちゃ
しないと開かなかったり。もぉー。がちゃがちゃがちゃがちゃ。
おーい。がちゃがちゃがちゃがちゃ(以下コピー&ペースト)。バンッバンッ!
「開けて〜!」
妹に気づいてもらえるまで5分くらい。もう既に大爆笑の奴にしっかり引っ張ってよ〜。
と怒鳴るものの、私も笑っちゃってる。開かない。押しても引いても。
ここで半分寝てて不機嫌な母登場。何で鍵なんかかけるの!と理不尽な怒られ方をする。
「ドライバー探してきて!もう、手間かけさせて!」
「私のせいじゃない〜。」
「どうしようっ友達にメールしなきゃ!」

しかしどうも中の鍵とは関係なく鍵が下りちゃってるらしく、ドアは開かない。
「せめて手を洗ってから死にたい……。」
という切実な願いに母の大爆笑が報いる。本気で怒りながら笑うなんて器用な人だ。
ここでタイムリーに別件で父から電話がかかる。事情を話すとちょっとだけお店を
抜けてくると言ってくれる。でもなぁ。うちで父がやるのって電球の交換くらいで、
日曜大工とか全くしない人なんだよねぇ。大丈夫かな。
「何かあったら消防でも何でも呼んでやるから、待ってなさいっ。」
と、寒いからって居間に戻る二人。私一人放置プレイ。うちのトイレに便座ウォーマーが
ついてて本当に良かった。寒い上に暇。こんな時に限って新聞も置いてない。
せめて携帯があればなぁ。最初はおかしくてたまらなかったものの、だんだん
ブルーになってくる。

何分後か判らないけど父到着。正直、
「おい、セロテープ持ってこい。」
と言う声を聞いた時にはこれはもうダメだな、お母さん鍵屋さん早く呼んで〜と
思いました。何に使う気だ。しかし数分後、助手の妹と父の連係プレーで
ドアは開きました。ああ、光明が差すってこんな感じかしら。
実際には30分位だったみたいだけど、倍以上に思えました。
すぐに手を洗い、顔も洗った私は、くだらない疲労のために心配の興奮状態にも
ならず易々と眠りにつくことができたのでありました。

後で考えたら、木曜とか日曜とか父がお店に一人の日だったら
どうなってたんだろう……。やっぱり業者さんのお世話になってたんだろうな。
家庭内でスピード解決して良かったよぉ。



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