よるの迷走日記
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2003年07月18日(金) 女工さんの感染疑惑

あなたが一番怖い感染症は何ですか。
私は結核です。本当言うと大流行したSARSの全盛時より怖い。
あんなもん過去の病だと思ってる人、甘い。
今あれはあんまり表沙汰になってないだけで、
こっそり患者が増えてるのだ。
そう、ペニシリンの昔から、抗生物質に打ちのめされ
打ちのめされ、すっかり打たれ強くなった最近の
結核菌ちゃんはめちゃめちゃ強いんである。
そんでもってこの二十数年に生まれた人は昔の子供と
違ってあんまりしっかり予防接種とかしっかり受けてない
らしいんである。
そして何より昔と違って恐ろしいのが、今はあれを
初期で見破れる医者がすっごく少ない。だって習ってないし。

前置きが長くなりましたが、
病院に行けとしつこかった母に診断の報告をしたらば、
「レントゲン撮って貰わなかったの?言ったじゃない。」
「えー、あー、あれ本当に言ってたんだ……。大丈夫だって
ただの気管支炎なんだから。」
「だって変な咳してるし、微熱が続いてるのも厭な感じ。」
続いてないよ!昨日だけだって。今日計ったらなかったもん。


でもうちのママはかなり優秀な看護師様である。
その長年のカンも相当なもんである。
そんな人に娘心配のあまりとは言え怖いこと言われると、
怖いのよ!脅かさないでよー。
大体結核がそんなに表沙汰にならないって理由は
ずばり、院内感染が多いからなんである。
信じられないような話も前からいっぱい聞かされているのだ。
病院にお見舞いに行って発病して、後から調べたら
同室の患者さんに感染者がいたとかね。
ただでさえ実の妹から女工さん(=過酷な労働者)
呼ばわりされているのである。これで肺病なんか患ったら
絶対笑われる……嫌だよー。


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