よるの迷走日記
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風邪娘よる、腰痛娘の延期ちゃんと一日浴衣着付け教室へ。 そう、私達の共通の野望は和服を着こなせるようになること。 これはその行程の華麗なる第一歩に過ぎないのだ! 講師はチャキチャキした江戸っ子風の小柄なおばあさま。 まず持ち物チェックからスタート。 そして浴衣の着方。先生のお手本は、早い……。 人に先生がやっているのを見ても、わからない……。 いざ自分のところに来てもらうと チャキチャキの早口で先生はあっという間に着付けてくださる。 もう手つきを目で追えないほど。 「腰はね、いくら締めても痛くないの。上を下にして、 下を横にするのよ。」 「うえを、したに、したを、よこに。」 復唱するが頭には入ってません。 そして着方をマスターしないうちに、覚えのいい他受講者を 対象とした帯の結び方へと講義は進む。 中途半端な着付けのまま呆然と佇む私、と最良の友延期ちゃん。 かえりたいね、と呟きあう私達の心は一つでした。 ついていくためにいんちきくさく着てみたものの、 じつはおはしょりがないのだね…後ろ側。 着方がわかってないのに帯だけ覚えられるわけもなく、 これまたいかがわしい文庫結びが出来上がる。 これ、絶対後ろに回せないよ。回したら崩れる。
慰めにはなりませんが、今回はウルトラ超初心者大集合、 って感じだったようです。娘さんと参加したらしい 年頃のおば様なんかもっときつく注意されてたし。 和服を着こなせるようになるには……もっと練習が必要だ。
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