よるの迷走日記
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2003年04月02日(水) 群青の炎

私の目つきがそんなに危ないのか、母に
「あんたは今我が家の犠牲になってるけど、したいことが
あるならしていいんだよ。将来のこととか考えてる?」
と言われる。そりゃそうだ。娘を夫に酷使させるために
大学出したんじゃないわな。
「私が家を出ちゃえばいいのかな。そうすればあんたも
吹っ切れる?」
とにかく今はちょっとでいいから一息つきたいのが本音。
あれこれ金銭面とか契約上、親が別れれば済むと
いうもんでもないし。
「二人で出奔でもしない限りダメだね。犬の骨かついで
逃げる?」
「出奔か……。」
何と言っても一年以上精魂傾けてきたお店だもの、
私がいたからここまできたって自惚れはある。
それに、父はともかく協力してくれてる従業員さん――
特にオープン以来支えてくれてきた人たち――に
なるべく迷惑はかけたくない。逃げるわけに行かないんだ。
「どっちみち、あの人あんないい加減な生活してたら
長くないと思う。」
「掛け捨ての保険でもかけようかー。」
実行の日は近いかも。


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