よるの迷走日記
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私の目つきがそんなに危ないのか、母に 「あんたは今我が家の犠牲になってるけど、したいことが あるならしていいんだよ。将来のこととか考えてる?」 と言われる。そりゃそうだ。娘を夫に酷使させるために 大学出したんじゃないわな。 「私が家を出ちゃえばいいのかな。そうすればあんたも 吹っ切れる?」 とにかく今はちょっとでいいから一息つきたいのが本音。 あれこれ金銭面とか契約上、親が別れれば済むと いうもんでもないし。 「二人で出奔でもしない限りダメだね。犬の骨かついで 逃げる?」 「出奔か……。」 何と言っても一年以上精魂傾けてきたお店だもの、 私がいたからここまできたって自惚れはある。 それに、父はともかく協力してくれてる従業員さん―― 特にオープン以来支えてくれてきた人たち――に なるべく迷惑はかけたくない。逃げるわけに行かないんだ。 「どっちみち、あの人あんないい加減な生活してたら 長くないと思う。」 「掛け捨ての保険でもかけようかー。」 実行の日は近いかも。
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