よるの迷走日記
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2001年09月13日(木) 旅日記 (二日目・洛西 アンド迷子編)

ベーカリーの二階でトーストの朝ごはん。やはりパンが違う。
伏見稲荷をまず参詣、バスの中から二条城を横目に
晴明神社に到着。厄除け祈願。こんな朝っぱらから来る人が
他にもいてさすが。有名人の絵馬もいっぱい飾ってありました。
ちょっとコージー富田氏の「これからもよろしく」と言うのが
熱心な信者ぶりが推察できてツボにはまる。
境内には舞台や映画のポスターも。

京都御所の回りをぐるっと歩く。広い。昔金沢の人が
兼六園のことを公園と呼ぶのにビックリしたものだけど、
京都の人もそうなのかなぁ。犬の散歩をする人をよく見かける。
私の見たところ京都ではダックスフント(ミニチュア含む)が人気。
蛤御門には弾痕が残っているそうです。見えなかったけど。
志士の亡くなった場所の看板も。あっらー、門前で
ワーワーやってたのかと思ったら、門内に入ってたのね。
こういうのはやっぱり現地に来ないとわからないものですね。

次は下鴨神社。京都でも最も古い神社の一つだそうです。
ここに賀茂の斎院がお住いになっていたそう。
源氏で言うと朝顔の斎院って人がいたよね、確か。
近くのお店で名物みたらしだんご(黒糖だれ)を食す。
一番上の一個が離れているのは五体の頭を表しているのだとか。
大徳寺へ行く。境内は自由ですが拝観はできないのですね。
埠頭高桐院の入り口で比叡山を借景。(そばにいた観光タクシー
運転手さんのガイドをタダ聞き。)
ここも竹と苔、モミジが素晴らしいの。ちょっとだけ色付いてました。
利休が切腹したと伝えられる茶室もありました。(ただ聞き)
すぐそばの今宮神社を詣で、名物阿ぶり餅(秘伝白味噌だれ)を
いただきました。

午後は金閣。ピカピカ。近くのお店でニシン蕎麦と松茸ご飯セット。
まずくはないけど蕎麦の具にニシンはやっぱり合わないと思う…。
仁和寺は、門跡の部屋が写真に撮れないくらい良いと思った。
床の間の螺鈿や天井の木格子が。見事!
春は御室の桜できっと絶景です。
広大な境内を桜が埋め尽くす様と言ったら…想像するだけでアナタもう。

予定のコースを一通り回ったので、調子にのって
もう足かくかくなのに祇園へ。ここで左に曲がって
情緒を楽しめばよかったものを、うっかり
まっすぐ南座の前を通って八坂神社。
ここからが怒涛のドミノ倒し迷子の始まりだった。
寄り道のつもりで石塀小路を歩いてたら
維新の道、坂本龍馬の墓の看板が。
キャー、呼ばれたのかしらっ。(←考えすぎ)
ファン心理でつい行ってみたらメチャメチャ急勾配。
お墓は更に石段の上。泣けた。
維新って大変だったのね!(←違うだろ)
京都が一望できる場所でした。木戸さんのお墓も
あるみたいだったけど、山一面志士の墓らしいので
勘弁してもらいました。絶好調のときにまた是非。
ところで「新選組のはないの〜?」
「いや、立場違うから、ここにはないでしょ。」
と言うカップルがいましたが、彼氏偉いなー。
私だったら相方がそう言った時点で捨てるね。

更に三年坂の看板通りに裏道みたいな坂を昇って、
何とか三年坂到着。ここまできたらやけで清水寺。
地主神社もちゃんと行きましたよ。もう他力本願。
清水の舞台裏に彼岸花が咲いてました。
三年坂下の喫茶店に入るつもりが、見落としたのか知らない店ばかり。
全部下りたらどうもそこは二年坂だったみたい。
しかも維新の道の真横。
後で地図を見てもどういう道を行ったのか自分でもナゾ。
もう足ガックガク。駅に戻って買い物。
今回ほとんど何も買わなかったからって、
お漬け物買いすぎちゃいました。伊勢丹フリーチョイスの甘い罠。

どう考えても無駄の多いコース終了。
疲れすぎて寝つけず難儀しました。


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