|
"RENEW!"
|DiaryINDEX
|past|will
|BBS
|rui|MAIL
数年前のお話。
寝息をたてる愛しい人に 「帰るから」と声をかけた。 「何処に帰るの?」 「家に帰るよ」 そう言ったら また彼は寝息を立てて 眠りの世界へ出掛けたようだった。
あの部屋に彼を置いて出て 始発電車に乗り 白々とあける空を見上げながら 家路に戻る朝。 冷たい空気が頬を差して痛感を覚えたが 私の心は妙に軽いものを感じていた。
彼から離れたということ、 夜から逃れられたということ。
安堵して急いで帰宅し 布団に潜り込んで 目を瞑るのだけど なかなか興奮して眠れない。 朝の光が窓際に もう「おはよう」のノックをしているからだ。
|