はつなつ - 2004年05月21日(金) あたたかい泪まで乾きゆくような風に押されて初夏の空 ************* *** ** * 飲みに行こうと思ったのにと電話の向こうで嘆かれて、ささやかに謝る。ごめんね、今日はもう家にいるの。窓の外では台風が去ったあとの塵を漉したように鮮やかな青空がゆるゆるとかげっていく、駅までの道に花開いた紅白のクジャクサボテンは尖った花弁の先まできりりと瑞々しい、こんな日にお酒を飲むのはいかにも気持ちいいだろうけど、来週までにこなさないといけない書類が沢山あって、それはそれで楽しいことなので。 -
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