夕暮塔...夕暮

 

 

三年ぶりに - 2003年09月12日(金)

京都に着く直前で窓の外は一瞬にして大雨、まさかと思って瞠目しているうちにまたさあっと世界が光り渡ったので安心した。でも降りてみると思ったとおりじっとりと暑い、前後して京都入りした友人から観光の誘いの電話が入るけれど、やっぱり体力的に無理と思って予定通り伊勢丹美術館のエミール・ガレ展に入る。一番感動したのはホタルブクロのランプ、あたたかみのある薄山吹に近い卵色の地に落ち着いた藍緑の模様が幽玄、きれい、きれい、きれい、ほしい、と気付いたら思ってしまっていて苦笑する、手に入るわけないのだけれど、それにしても目が離せないくらい好きで、厚みのある硝子から漏れる光は夢にも出てきそうな美しさ。ここだけ世界が違うみたいだ。この落ちついた灯り、旧い造りの洋館にはもちろんだけれど、黒光りするような深い色合いの木を使った日本家屋にも合いそう。
都路里で白玉パフェを食べていると二度目の電話、「もうだいぶ涼しくなってきたよ。清水寺は六時半までOKだって」 そうなんだー、と暢気に返していると、 「…と言うか、一箇所くらい、観光しろ!」 と半強制的な勢いで決められる。もうどうやっても私に観光させたいらしい。赦してくださいと言う気にもなれなくて、恐ろしい湿度の中を泣きそうになりながら清水に連行されて夜景を見た。



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