夕暮塔...夕暮

 

 

優しい舟 - 2003年01月01日(水)

短い間、おだやかな舟に乗っていたようだった。リビングの暖かい床に敷いた布団の上でふと目覚めたら、ソファの上で弟が体を伸ばし、畳の上で父が座布団に頭をのせて、その隣の布団では妹がぽかんと口を開けたまま、それぞれにぐっすり眠っている。父に毛布をかけている所で電話が鳴って、慌てて取ると元旦登山に出掛けていた母の声が明るく耳に飛び込んできた。みんな、寝ちゃったよ。私は少しだけ言葉尻をあげてささやく、窓の外は明るい、星いっぱいの朔夜の次の午後、晴れ渡ってうつくしい元旦。



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はじめの日 午睡の舟には安らかに温き平和の魔法かかりて


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