夕暮塔...夕暮

 

 

微熱 - 2002年10月31日(木)

微熱のまま外に出れば、通い慣れた道は初めて見るような表情に変わる。鮮やかで虚ろな世界。夕食を済ませてパソコンに向かってみたけれど、結局頭がうまく働かないから、そのままぼんやりと爪先を見つめる。いたずら心を起こして、マニキュアの詰まった引き出しを開けて細かいラメの瓶を取り出す。半透明のパールモーヴの塗られた爪は短くしたばかり、その先に細く細くラメを乗せてトップコートをかけてみた。派手でなく基本通りでもなく上手にできたと思う、でもどこかおかしい感じ。ふっと口角を上げる。デスクライトの下、持ち上げた指先は夢の中みたいにきらきらしている、どこもかしこもうまくいってない今日の私の身体の中でそこだけが完璧な気がして。




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熱の中 諍う夢見てまだここに 痛手はありぬと胸に手をあて


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