インナー・ノイズ - 2002年08月30日(金) あの日みた夢が始まる夏の暮れ インナー・ノイズの波を忘れて *********** **** *** * 日は落ちた。空は不純物を漉したような青と薄みどりをゆったりと滲ませている、この時間はなにもかもが潤んでゆくようだ。その中で金星だけがただひとつ、鋭く研がれた刃の光。水の中、息を吐く事を忘れて水を掻く瞬間の、しんと澄んだ世界を思う。同じようにこの夕暮れを泳ぎたい、あまたの懸念事項が織りなす雑多なノイズも意味をなさなくなるくらいに、この胸のときめくような静謐の中を。夏の終わりの、美しい夜が始まる。 -
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