終わってしまいました。毎週楽しみにしていた『華麗なる一族』。 なんか、最終回は関西では視聴率40%にも及んだらしいですね。 いやー、わたしも毎週「万俵のテーマ(勝手に命名)」を歌っては盛り上がってましたよ。
後半は裁判の話が中心になるのかなと思ったら、審理の流れが鉄平側に有利になったとたんの役員解雇と提訴取り下げ。 会社員って悲しい。どんなに命を懸けた仕事でも、正しさを貫くための裁判でも、解雇されたらもう無関係。 阪神特殊製鋼を去らねばならなくなった鉄平は死を選ぶ。 猟銃持って雪山にたたずむ鉄平見ながら「なんか死にそう…でも死なないで欲しいな…でも死にそう」と危ぶんでいたが、やっぱり死んでしまった。
阪神特殊製鋼の作業着を着て死に臨んだ鉄平を見て、わたしはいろいろ考えた。 「会社人間」というと、一般的にはとってもつまらない人物像が思い浮かぶが、高度成長のあの時代はそうじゃなかったんだなと。 会社に夢をかけることのできた時代だったんだなあと。 あの頃はどの業界にも目指すべき頂がはっきり像を成していて、一丸となって突き進んでいくのが得意技の日本人のまさに成長期だったんだと。 今の時代では「会社勤め」と「夢を追う」という言葉はまるきり対義語のようなイメージなのにね。
でもって、検死の書類で初めて鉄平の正しい血液型を知る大介。 以前、鉄平が祖父・敬介の血液型を病院に問い合わせ、両親と祖父の血液型の関係が語られたシーンはコレの伏線だったのね(棺の前の号泣シーンで、つらつらと家族構成と血液型の説明をするわけにもいくまい(笑))。
結局、すべての元凶はスケベジジイ敬介だったというお話だった。 義父に襲われ、それを夫に責められ続けた母・寧子もかわいそうだ。同情されこそすれ、なんで責められねばならんのだ? あと、父の愛人・高須相子。相子も気の毒です。万俵家で傍若無人にふるまってきた彼女は嫌いなキャラではありましたが、大介にとってはそのマネージメント能力は得がたいものだったろう。 現代だったら、女性管理職でも女性企業家でも、自分の才能を存分に発揮して、どっかの家の愛人になどならなくても、自分の居場所を築いていけたはず。
それと対照的な鉄平の妻・早苗の良妻っぷりも、それはそれでツボでした。 夫をそっと支える、かーなーり古風な奥さん像なんですがねー。 70年代の髪型や服も似合ってて可愛かったです、長谷川京子。 一方、二子は四々彦と結ばれたみたいで、それが救いですね。 お見合いしたナントカ総理の甥っ子はどうなったのかな。
最後は、美馬の不適な笑いが印象的でしたね。 あれだけの犠牲を払い、鉄平を死に追いやってまで成功させた都市銀行の吸収合併。 しかし、それも永田大臣や美馬からみたら次へ進む踏み出す台でしかないのであったー。 ああん。
ふー。さすがは山崎豊子原作。あーおもしろかった。 あっ! 関係ないけど、こないだ会社の仕事中、阪神特殊製鋼のモデルとなった山陽特殊製鋼の名前の入った図書(設計図)が回ってきて、「おおー!」と、ひとり興奮してしまいました。 周りの席でこのドラマ見てた人はいなかったので、誰とも感動を分かち合えず、しかたなくここに書くのだった(笑)。
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