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なつぴかの日記
なつぴか
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2007年02月05日(月)
『華麗なる一族』

 山崎豊子の原作がまたドラマに!…と聞いた日から、放送開始を楽しみにしていました。
見てますよ〜。もちろん(笑)。
鳴り物入りの話題作をわたしが見逃すはずがないじゃーないですか!

 今のところ、3話まで見ましたがー。なんつーか、贅沢なドラマですねえぇ。
並みのTVドラマとは比べ物にならぬお金のかけよう。
セットや調度品はもとより、万俵家の敷地を作っちゃうあたりが…。
フツーのドラマならテキトーに豪華そうな屋敷と門構え映して済ますところだ。
奥様のお着物やお嬢様方のファッションも目の保養になります。
二子(相武紗季)の外出着とか、昭和のお嬢様って感じでかわいいですね(今、街中で着たら可愛すぎてコスプレ扱いだ)。

 さて、主演の万俵鉄平役・木村拓哉。最初に配役を見た時は「こんな重厚そうなテーマ、キムタクさんに向いてるんでせうか?」と訝っていたが、蓋を開けたら、けっこー悪くないです。
いわゆるいつものキムタク節はかなり押えている。
まあ…もともとぶっきらぼーなカッコよさがウリの人ですから、一人称「僕」にしたところで、華族の血を引く財閥の御曹子らしき高貴さが備わることもないんですが(笑)、でも、ご本人に大きな華があるから周りの豪華さに気圧されるということはありません。
高い志を抱くカッコイイ若手専務さんです。

 他の人物で注目しているのは、高須相子(鈴木京香)です。父・大介の愛人にして万俵家の執事。
万俵家の家計簿から息子・娘の婚姻まで一切を取り仕切る有能な悪女(たいていの悪女は有能だが)。
弁が立ち性根も座っていて、奥ゆかしく育てられた奥様やお嬢様が太刀打ちできる相手ではありません。
あれだけふてぶてしく憎まれ役が演じられたら、それはそれで快感かもしれないな。

 あと、人物…ではないが、将軍(池の鯉) 。
将軍が泳ぐだけで、他の鯉が道をあけるお庭の帝王。
鉄平が手を叩いて水面に姿を現すシーンは、暗い水面におもむろに波紋がひろがって、なんか…ちょっとゲーム画面のようでした。

 また面白いのが時代考証です。昭和40年代ですからねえ。
視聴者の中にも記憶のある人は多いはず。エエ、わたくしもですが(笑)。
傷痍軍人、いましたね…。わたしがよく見かけたのは、新宿の国鉄西口(小田急の前)だった。
しかし、あの昭和40年代の街並みセットは、ちょっと時代が隔絶していますね。あれは空襲を受ける前の戦前の街並みっぽい。
40年代の街並みは、既に現在の街並みにつながるものになっていたように思います。
そりゃーガラス張りとかの今風のビルなどは無かったですが、オシャレでない普通のビルが普通に並んでたよ。あんなにファンタジックでノスタルジックな街並ではありませんでした。
ただ、個人的にはあの戦前風な街並みの方が好みなんですが。
クラシカルで重々しくて、このドラマにはあっている。「華麗なる一族」なんだから「華麗」にキメないとね!

 他にも「ソフト帽の男性なぞこの時代にはもうおらん!」とか「ストレスなんて言葉、当時はまだ無かったよ」とか、「おお!なつかしい赤電話!」とか、いろいろ当時を思い出して楽しんでおります。
そーいや、公式サイトで、万俵家の新年の記念撮影シーンの解説に「当時はまだ写真は珍しかった」などととんでもないことが書いてあった(笑)。
いやいや、カメラくらいフツーに一家に一台ありましたよ。

 話の主題は、金融再編成と鉄鋼業界の行く末ということで、ビジネスドラマとしても重いですな。
サービス業とか商社とかマスコミとかの業界ドラマは山ほど見たが、日本の基幹産業を扱ったドラマって…わたしの記憶の限りありません。
阪神特殊製鋼の高炉建設の行く末はどうなるのでしょうかー。銀行の生き残りをかけた金融再編成はー。
 はあ。続きを楽しみに見たいと思います。