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みかんのつぶつぶ DiaryINDEX|past|will
![]() 百年経てば、みんな死んでるんだから。 早いか遅いか、その死に接するか否か。 いつも乗るバスの車内広告には、父の葬儀をお願いした葬儀屋さんの広告があって。その広告には、玄関前でお迎えする霊柩車が写っている。生々しくも、その玄関で父は、ご近所の方々と永久の別れをし、棺を運ぶ人々のなかには彼の姿もまだあり、鎌倉の海岸線を通って火葬場へと向かったのだ・・・とか。思い出すのね。耳に残るは、お別れのクラクション。悲しい悲しい出発の合図。 あのとき、そこにいた誰が、一年後の彼の死を想っただろう。
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