毎年この日になると、今日は何の日だっけ?という質問を彼にしてきた。結婚して何年目かまでは、ああ、そうか誕生日だねって、思い出してくれたものだった。父は、何も言わないけれど覚えていてくれていた。何気なく顔を出すと、「お?今日は誰かさんの誕生日だったかな?」とニヤニヤと、並びの良い歯を見せて笑っていたものだ。だんだんと、私の生まれた日を知っているひとがいなくなるってことが、歳をくっていくってことなんだなぁ