みかんのつぶつぶ
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2001年08月11日(土)

木曜日から外泊してきている。
今回は、自宅と認識してくれている、良かったよー(泣)

10日金曜日、紹介状とMRI写真を持ち、
前医へ受診。
化学療法後のリハビリ、という形で受け入れてくださるという。
F先生、相変わらず渋い(笑)

「いまが一番ツライねえ・・・」

言葉少なに、F先生がつぶやいた。


「恐らくこの先、意識の方がおかしくなってくると思う。そうすれば、んー…あんまりカワイソウじゃなくなるからね…」

この先生の言葉の重み、温かみ・・・
3月、この先生の元から旅立ち、がんセンターでの闘病生活が始まり…
辛かった・・・ここまで本当に・・・
そして再び、戻ってきたのだ。
だから、この先生の言葉は、
脊髄に腫瘍があると言われたあの日からの続きなのだ。

彼は、この病院での日々を憶えているし、また戻ってこられる喜びを噛み締めていた。
ただ、看護体制に関する不安も承知済みなのが驚いた。
彼の記憶は、やっぱり痴呆症と同じようなのかも知れない。
昔の記憶は鮮明なのに、ついさっきタクシーに乗ってきたことは忘れてしまうのだ。

『セレネース』という薬が効いているらしい。
この間の混乱状態から抜け出ている。
まあ、まだとんちんかんな部分はあるけれど。
失見当識・・・っていうんだって。








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