闇の底に...Cuckoo

 

 

永遠の命 - 2003年12月23日(火)

ボクの家には
二匹の犬が居るんだよ。


ボクが小さい時
学校の帰りに犬を拾ったんだよ
家に連れて帰ったら
パパとママが
捨てて来いって怒ったんだ
ボクは 泣きながら
友達と捨てに行ったんだ
自転車に乗って
『ごめんね ごめんね』
そういいながら。

家に帰ったら
なぜか犬が待ってたんだ
おかしいなぁ
笑いながらママが言ったよ
『先に帰ってきちゃったよ』ってね。
その日から
ボクの犬になったんだよ
ボクの犬は何年かして
赤ちゃんを産んだんだ
5匹も産んだんだ
ボクはびっくりしたよ
小さくてぶさいくな赤ちゃんは
どんどん大きくなっていったんだ
ある日
家の柵の下から3匹が逃げ出した
きっと外に遊びに行きたかったんだ
けど その瞬間
車が通り過ぎた
ボクは声が出なかった
小さな3匹は 居なくなった。

それからまた何年もしたんだ
ボクの犬はおばあちゃんになった
自分で立つこともできなくて
ボクはずっと傍についていた
ご飯も食べれなくなって
痩せて行く姿が悲しかった
飲むご飯を買ってきて
飲ませてあげた
トイレに立つこともできなくて
支えてあげた
そしてある寒い日の朝
硬くなったまま眠っていた
そのままずっと
目を覚ますことが無かった

悲しかった
でも淋しくなかった
ボクの犬が産んだ赤ちゃんが
大きくなっているからね
でもね
その赤ちゃんも
もう16年も生きているんだ
だからおばあちゃんなんだよ
ずっと元気で居るといいね
でも永遠が無いことは
ボクはよく知っているんだ。


                   水鳥。


...




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