夜空に咲く花 - 2003年04月02日(水) 真夜中に歩いた道に 桜が舞う 儚いからこそ 綺麗な花 近くに少し大きな公園がある 夜桜が見たいと去年から言っていた 遠くに住むアノ人は去年も今年も 桜なんて見てどうする そんな言葉を笑いながら言うだけ 今年も言ってみたけれど 相手にされなかった。 バイトの帰りに年下の彼に言ってみた 夜桜が見たい 公園は彼の家のすぐ隣り そこに行った。 アタシのすむ街には大きくて古い 有名な桜の木がある 少し遠いけど あんなに素敵な桜の木は他にはなかなかないだろう 何度も死にかけて 沢山の人間が助けてきた そうして想像も出来ないほどの年月 毎年桜を咲かせてきている 木に寿命があるのなら とっくにまっとうしているであろうその桜の木は 威厳と貫禄と優しさを持っていて アタシは毎年その桜を見たいと思っている 二度咲きの桜 まだ見るチャンスはあるのに 今年は行けるか分らないな。 真夜中 バイトが終わった後だから もう明け方近くでもあった 人のいない公園 早朝散歩の人もまだ眠る時間 夜中に訪れるカップルも寝静まる 野良猫さえいない公園の桜の下で アタシは空を眺めた 厚い雲に覆われた空に 鮮やかな桜の花びらがある 新聞配達さえまだ居ないその時間 シンと静まり返ったその空間で アタシと年下の彼は 二人でいながら一人でいた ただ黙って桜を眺めた 幻想的なその空間を 誰にも邪魔されたくなかった だけどアタシはまだ 年下の彼と二人で優しい沈黙を味わえるほど 心を許してなかった 今度は一人で来よう 心の中でそう呟く 闇の中に浮かぶ桜 真っ暗で無音の中で あんなに綺麗に咲けるなら アタシの心の中の闇にも 綺麗な花は咲けるのかもしれない キミの中にある闇には 綺麗な花のつぼみがありますか? アタシの中にあるつぼみはまだまだ見つかりません 種をまけば咲くでしょうか 桜を眺めましょう 水鳥。 ...
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