闇の底に...Cuckoo

 

 

言葉の凶器を知る者 - 2003年02月05日(水)

人の傷つけ方を知る人間は
人を傷つけないようにできる
人の傷つく言葉を知る人間は
優しく包む方法を知っている
傷つけられればられるほど
人は優しくなれる
その訳は
傷つけ方を知っているから。


昨日 バイトの男の子が来なくなった
厨房もフロアもできる 一番使える子だったのに
おかげで 風邪でふらふらでも休む訳にはいかなくなった
すごくきついです。

理由はかいつまんでしか聞いてなくて
だけどこれ以上聞いても『悪口』を聞くことになりそうだと
アタシは聞くのを止めました
聞いたことはこんな内容でした

オーナーの奥さんが仕込みをして帰ったんだけど
その器具を洗浄しなかったらしく
バイトの子が洗ってくださいと言ったそうで
メモで書いたらしいけど。
中途半端で帰るならやめてくれ みたいなコトらしくって
それに対してオーナーが怒ったらしくって
それを奥さんに言ったら泣いたかららしいんですが。

例えばそれを
今度から洗ってくださいね
そう言えばよかったかもしれない
他のバイトの人達の話では
明らかに彼の悪者だったのだけど
言い方の問題だけであって 彼には彼の言い分があるはずだ
だけどオーナーは
うちのかみさんが泣かされた
そうアタシに言ったのです。
普通この場合身内を叱るものなんだけど
オーナーは違うようで。
その話しを他のバイトの子達に話したらしく
当然バイトの子達は噂をしだした
それが彼も気になったらしくって又オーナーに
『ボクに何か言うコトがあるなら直接言ってください』
そうメモを残したらしい。

店長の話では
奥さんは仕事に入ってたわけでもないし
子供を連れて来てただけなのに手伝ってくれたんだから
そんな言い方はおかしいって。
でも オーナーと奥さんの店なんだから
手伝うのは当然な気もする。

確かにバイトの彼の発言は時々きつい
しかもかなりきつい。
バイトだけど仕事に一生懸命できっと周りに気配りをする余裕なんて
彼にはあまりないのだろう
アタシも時々 ほかの子と話しをしていると
『やる事無いのですか?探してください』
なんていわれちゃう
アタシにはアタシなりの言い分がある
無駄話をしてるだけに見えても
他の子の愚痴を聞いてあげたりもしている
人間 詰まってくると何もできなくなる
接客で笑顔を無くしたら最悪な店になるだろう
いろんな客がいていろんな問題が起こる
楽しめるようにするのは誰かの努力が必要だったりもする
素でいていいのかしら
そう想う時もある
だけど彼の言い分も確かだ
彼には遊んでいるように見えるのだし。
ただ言い方の問題
他の子に言わせれば
『何あの言い方』
そうなってしまう。
きつい言葉使いは 言ってる内容が正しくても
すごく冷たくなる
そして人を傷つける
思いやりが欠けた瞬間から
正論はただの言葉の槍になる
その事にまだ彼は気がつけないでいる


真夜中
仕事が終わって21歳の店長を送っていくとき
部屋寄る?って言われて
暖かいウーロン茶を飲みながら
そんな話しをしていた
最近時々彼の部屋でまったりする
気を使わなくていいから楽だったりする。
たった一言で
どうして人は傷つくのだろう
どうしてその言葉が
相手を傷つけてる事に気が付かないんだろう
そんな事を考えながら
湯気の出るお茶を飲み干して外に出た
真っ黒な空から
真っ白の雪が舞い落ちてきた
この世の全ての人の心を
真っ白な雪が覆い尽くせば
もう少し生きやすい世の中になるのかな
そう呟いた


それでもきっと
淋しさだけは隠し切れない



            水鳥。


...




↑投票ボタン
もしよかったら投票お願いします。水鳥の力の元になります。

My追加
 また読んでくれますか?マイ返しはしない事にしてますが必ず読ませていただきます。

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail BBS