午前2時の幸せ。 - 2003年01月09日(木) かすかに夢の世界に入りかけた瞬間 携帯を手にアタシは もう一度現実に戻る 午前二時の夢。 珍しくバイトが早く上がれる日 0時に終わると言って帰ったのが結局1時 ネットをつなげて見たけど彼は居なくて そのままベットにもぐりこむ 最近寝方を思い出せない 何度も寝返りをうつ 数える羊もねむの木も 思い出す事ができないから 目を瞑って頭の先まで布団で覆い ただひたすら睡魔の到着を待つ。 それから一時間 かすかに眠りについた時 携帯のメールの着信音が鳴る 今起きたらもう眠れないよ そう携帯を布団の中に入れて抱え込む それでも少し気になって見て見たら 彼からのメールだった 『起きてる?』 ただそれだけのメール。 『うん』 それだけを返すのが精一杯なくらい眠くて それでも返事を返したら 『んじゃおやすみだけ』 ・・? 意味がわからなかった おやすみ そう返事を返そうとしたら電話が鳴り出す 彼からの電話だった。 夜中に目が覚めたのだろうか 彼から電話をしてきたのは初めてかもしれない 少しだけ話しをした それでも20分も話してた 眠いのか時々途切れる言葉が それもまた少し愛しくて 彼の声を耳の奥で反復させる 寝坊しないでね そう笑うと難しいなぁって彼は言う そしておやすみを告げる。 午前二時の小さな幸せ 疲れた体に染み込んだ 睡魔はどこかに旅立って また眠り方が思い出せなくなった 窓から見える空が明るくなって 新聞配達の音がたくさん聞こえたけど 不安でも哀しくも苦痛でもなかった 何度も着信履歴を見て 夢じゃないって思う こんな些細な事を幸せだと思う自分が 少しおかしかった。 真夜中に目が覚めて ふとアタシを思い出してくれたのが きっと何より嬉しかったんだろう しあわせの効力は短くて 新しい一日が始まると 新しい苦痛がはじまる 夢は儚いとはよく言ったもので 消え行く幸せの瞬間は すぐには思い出せない それはもしかしたら 欲張りなのかもしれない。 午前二時の幸せは 怖い夜を消してくれた それでもまた 新しい夜はやってくる 眠れない夜が 眠り方を思い出せない そんな怖い夜が。 水鳥。 ...
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