闇の底に...Cuckoo

 

 

義務と権利と殺意と涙 - 2002年05月16日(木)

死んじまえ

憎しみしか与えれないものが
生を産む出す
壊れた世界に舞い降りた生は
天使か悪魔か


新聞を読んでました
アタシの住む県のローカルニュースでしょうか
この時代
殺さなければ虐待も全国区にならないのかもしれない

生後3ヶ月の女の子を殴り
ろっ骨骨折で3週間の怪我をさせた為
傷害で逮捕
ミルクを飲ませようとして哺乳瓶をくわえずぐずった為。

生後3ヶ月の子供を怪我させたんだ
さらにびっくりしたのはね

母親は以前同棲相手との間に
一男四女を出産
この子供達が母親から虐待されたとして
児童福祉施設に保護されている

3ヶ月の子供の上に5人子供がいるのね
その5人も保護されてるんだ
今回の3ヵ月の子供が生まれる前に保護されてるの

なんで子供を産むのだろう
育てられるとでも思ったのだろうか
その手は殴る為にあるのだろうか
育てる義務がある
生きる権利がある
憎しみを与えて育てる気だろうか
小さな6人の子供達は
小さな胸にはちきれんばかりの殺意が残るだろう
涙を流せているのだろうか
子供はなぜか
殴られても蹴られても
母親を慕うものなんだ
守ってくれるものなんてないのにね


虐待をしたという意識が無いのだろうか
でも保護されているんだよ
なのにまだ産むのね
そしてまた繰り返す

我が家の近くに住む4兄弟のお母さん
放置と言う名の虐待をしている
素直で優しい長男は
元旦那さんであって 長男の実の父では無い人の親
おばあちゃんになるのだろうけど
その人が 学校の体操帽子にはちまきをつけてくれたのが
嬉しくって嬉しくって
ありがとうって言って泣き出したそうだ
学年が繰り上がってクラスが変わって
付けなきゃいけないはちまきを付けてと言えなかったみたい
見かねたおばあちゃん
息子の別れた奥さんの連れ子になる彼
奇妙な関係かもしれないけど
その長男にとっては唯一の信頼できる人間なんだろうか

人はいきなり加害者にもなるし
被害者にもなる
それでもね
こう何度も繰り返す虐待はどうだろう
分っているのなら 子供を産まなきゃいい
憎しみを生むだけなのだから

涙を流せなくなった人は 子供は何人いるのだろう
何十人?何百人?何千人?
もしかして分ってないのだろうか
自分の行為を
力を
憎しみを。




隣りで子供が笑う
その笑顔に安心する
小学生になっていきなり難しくなる
立たされたらしい
いたずらっこだもん
でも優しいの
ねぇ先生
わからない?
この子の優しさを
頭ごなしで怒らないであげて
人前に立つの苦手なの
お当番さんなんて訳わかんない
アタシも説明できない
その必要性を
だからね
話しをしてあげて
子供だからって思わないで
納得できたら大丈夫なの
納得できないとやらないの
それは彼の生き方なの
小さな子供に生き方なんて意思なんて無いって
そう思わないで

小さな心で感じて
小さな頭で考える

どれだけ小さくても

相手の怒りは感じ取れる

相手の優しさも感じ取れるの

泣く以外に意思表示ができないくらい

小さく儚くても


それでも生きている



愛をあげよう



愛が欲しいと願うのは

アタシもアナタも




子供達も




                        水鳥。


...




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