成長 - 2002年03月20日(水) 見えないほどの前進 大人と子供 どちらが大人でどちらが子供? 今日は 上の子の卒園式でした。 すごく疲れました はい なんせ 朝から卒園式に参加 その後 園から直接ホテルに向かって卒園パーティー 終わったのが3時半で それから仲良しの幼稚園友達が我が家に来て遊んで 5時半に帰宅していかれました 昨日の追記 なぜ水鳥があんなに怒りを感じたのか 実は水鳥の子供のいく幼稚園でも 知的障害の子供がいるんだ 大君という。 上の子と同い年 年中の時に同じクラスになったんだ それまで大君のことをあまりしらなかった 同じクラスになっても特に気にした事も無かった ある日幼稚園に子供を迎えに行ったら大君のお母さんに逢った お母さんはこうアタシに言った 『いつもね い〜ちゃんに面倒みてもらってるみたい ありがとう』 アタシはそんな話しを聞いた事も無かった 幼稚園の話しをあまりしない彼だから。 だからよく見てたんだ そしたらね 大君が植木鉢を歩きだした そしたら上の子が抱き上げて降ろした そう当たり前のようにね こんな姿も見たんだ 大君が外に出ようとした そしたらある同じクラスの女の子が 当たり前のように大君のくつを持ってきた 生活の中でごく当たり前の行動として彼らは 助け合って生きている 上の子が珍しく幼稚園の話しをした時 大君の話が出た 『大君はねぇ噛み付くんだよなぁ』 そうなの? 『言葉がうまく話せないから嫌だとか離せとか言えないから 噛み付くみたい』 毎日の生活の中で言葉にならない言葉を彼らは 感じ取る事が出来ていた アタシ達大人は 心の言葉を感じ取ろうとするコトが少ないのかもしれない 言葉でしか会話が出来ないのかもしれない そう思った 言葉ってゆうのは大変で難しいと思う でもそれ以上に大切なのは 相手が何を考えているか 何を求めているかを自然に考える力なのかもしれないね 今日卒園式だった 大君は卒園式に出た 何も不思議は無い アタシも昨日のニュースを見てなかったら なんとも思わず過ぎて行った当たり前のコト 音楽会でも劇発表会でも キャンプも遠足も運動会も 今まで参加しなかった行事は無いのだから そこにいるのは当たり前のことなんだから そして そこにいる事を皆が当たり前だと思っている そうごく自然なコト アタシ達親は大君によって 随分勉強させられてきた アタシ達の子供は大君によって優しさと責任を勉強した気がする それは特別だからじゃなく ごく当たり前として。 発表会で大君が嬉しそうに走り回っているのを なんだか嬉しく微笑んで見ていた事を思い出したから 運動会で入っている大君を違うクラスなのに応援していた事を 思い出したから。 大君が卒園証書を受け取りに前に出る 担任の先生がこらえていた涙を押さえきれなくなり泣き出す きっと彼の母親はもっと嬉しかったろう 大君は仲良しの先生に前に連れて行ってもらった 担任の先生の前に出た彼は 付き添いの先生に何も言われなくても 自分で頭を下げた 3年間で大いなる成長を遂げた そう誰もが なんだか嬉しくて 切なくて 大切な3年間だったなと感じたよ だた ひとつ 今日知った悲しい出来事 彼はまだ行く小学校が決まっていない 成長するのは子供達だけじゃない 誰もが。 守るのか 守られるのか 学ぶのと教えるのは 誰なのか アタシは成長したい いろんな言葉を知り いろんな知識が欲しい 大切なのは何かを知るために。 水鳥。 ...
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