アタシが唯一存在した証 - 2002年03月08日(金) その痛みが消えなければいい その痛みがある限り アタシが存在していた事を思い出すだろうから アタシが残した証が そのまま消えなければいい えっと やばいですね 夢の世界から現実の世界に戻ってきたような そんな感じの水鳥は 眠る事ばかりを求めている 夢の中で逢いたくて もう一度思い出したくて 昨日彼とほんの少しMSNで話しました きっとすごく気まずいだろうなって そう思ってて 彼の方が気まずいだろうなって思って 何も無かったかのように水鳥から話し掛けました 何も変わらないいつものように くだらない話を彼に向けました 彼は全然レスくれなくって うわぁ 避けられてるよぉ っておちこんで でも なんだよ しかとかよ! とかいつもみたいに怒ってみて ばぁかばぁか なんて言ってみたりして レスは来ました しょっぱなから水鳥の思惑をはずして 『肩筋肉痛なんですけど』 だって。 アレですね 腕枕が原因です。 だって水鳥も腕が筋肉痛だったもん つよくつよく抱きしめたから 力入ってたんだなぁって思った。 その痛みが消えなければいい アタシが彼に残した存在の証だから 唯一の証だから。 その痛みがある限り彼は アタシをふと思い出すだろう。 なんだか吐き気がする 食欲がぐんと落ちてる それでも眠りたい 彼に会いたいから 彼が朝起きた時 水鳥は用意がほとんど終わってて 座った彼の横で寝転んだ 眠いよぉ 彼は水鳥の頬をなでた そしてその後ずっと まるで猫をあやすかのように 顎のところをずっと撫でてくれてた アタシは猫なの? そう聞いたら 別に なんて言いながら喉のあたりを触る ずっと。 水鳥は猫みたいだって 言われたことがある 彼の中で 水鳥が『猫』のように見えるのなら ほんの少し嬉しい だって 猫を見ると思い出してもらえるから 誰かの記憶に残るのって大切 誰かの記憶の中で生きてみたい もうすぐあの痛みは消えるのだろうか そうしたらあの日の出来事も 消えてしまうのだろうか 忘れ去られるのだろうか 今水鳥はすごく 死にたい えっと 辛くて自殺じゃなくてね 今死ねたら 幸せな思い出だけで死ねる気がするの これから先時間が経つに連れて どんどん苦しくなるのはわかっている これ以上はもう何も求めれないでしょ だから この記憶を 最期の記憶にして 幸せな思い出の中で死ねたら すごくいいのになって 切実に願った 彼はなぜアタシを抱きしめてくれたのだろう 彼はなぜアタシを撫でてくれたのだろう 考えれば考えるほど 思い知らされる あれは とびきりの優しい振り方なんじゃないかって 優しく振られたんだろう 今このままで消えることができるのなら アタシは幸せなのにね。 水鳥。 ...
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