Reality??
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2002年04月29日(月) 空虚。

この息苦しい、ドス黒い気分。嘔吐感に見舞われて久しぶりに吐く。
朝から渦巻くタールのような感覚に囚われている。不味いと警鐘が鳴る。
頭の中はサイレンのようだけど
打開策を見出せないワタシは起き上がる術すら知らなかった。
遅かった。
ち、と舌打ちをして、(其れすら億劫だったけど)
鈍痛の身体をなんとか起き上がらせてみたけれど
稼動しない頭と身体を引き摺りキッチンまで行くのが精一杯だった。
震える指を何とか引き上げ、コックを捻り水を出す。
触れた水は世の中のように冷たかった。
と感じると同時に意識もブラックアウトした。

壊れたフィルムは何度も同じ残像をリフレインしてもう気が狂いそうだ。
強制的に。目をそむけることも許されない。
暗い部屋で、映画を見ている。
くり返し、くり返し、ワンシーンだけを。永遠に。
何時終るとも果てない、上映会。観客はワタシだけ。
嗚呼、何時からワタシはこうしている?何時迄ワタシは此処にいる?
それすら。忘れてしまった。
忘れるという行為は優しい。神が与えた自尊心を守る術の1つだ。
人間の構造は上手く出来ているから、忘れる事によって守られる。優しい。
だけど。きっとワタシは忘れるという行為さえ与えられない。
映るシーンを見つづけ、膝を抱えて、只管待っている。
・・・・・何を?


ザーという音でふと覚醒した。
気付いたのはキッチン。出しっぱなし水道。垂れ流れている水。
光景は何一つ変わりはなかったけど。
手に受けた水は思いのほか冷たくなく感じた。(錯覚かもしれないが)
少しだけ、頭痛が晴れた気がしたが、やはり鈍痛は取れきってなかった。
ゆるりと身体を再度引き起こす。

今日は何一つ出来ない。だろう。そういう日だ。
足下に散らばる白い固形物を観ながら朧げな頭でそう思った。


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