And now for something completely different.

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世界で初めて2枚のレコードを回した男

2004年05月23日(日)


久々にゆっくりとKと過ごす。
いいなあ、、。

夕方からはバイト。
flashでweb試聴用のswfファイルを作る。
ROMZから出てるCDは自分好みのものが多い。
COM.Aにメロメロ。

バイトの行き帰りのお供はKに借りたpaperback。

2001年に出た本なんだけど
これが滅茶滅茶ツボに入る内容。
砂原義徳と山本ムーグと
小山田圭吾と柚木隆一郎と
二見裕志の対談なんて載っている!!!熱い!

例えば、立花ハジメは程々に聴くけど
プラスチックスは実のところ一曲しか聴いた事がない
と、いうのがいい例で、
音楽に対して変なかじり方をしている私は
山本ムーグがバッファロードーターの
ターンテーブルの方だという事を
この本で初めて知りました。

こういう人たちの話すアナログの必然性はおもしろい。
それと浜崎あゆみが音楽界においての悪役かどうかを
話していたのもおもしろいと思った。


で、他にも中原昌也の映画日記とか
ニューヨークに魅せられて住み着いた写真家の話しとか
それはもう目眩がする程の内容の濃さ。

そのなかでもベストで良かった記事が
「世界で初めて2枚のレコードを回した男」の話。
一曲終わったら次の曲をかける、という
60's往来のやり方を変えた男、フランシス・グラッソ。
凄い、、!
で、知ってるようで知らなかった
ゲイカルチャーとクラブの
密接な繋がりの歴史も明らかにされていた。
サンクチュアリのレジデンスとなったグラッソ。
オーナーがドラァグになった時、そこは
ゲイクラブと化し、ゲイはクラブに入る事が
できなかった当時のクラブシーンに革命を起こした、、と。
これ読んでウァー、、と唸ってしまった。
MEN ONLY やWOMEN ONLYのイベント等あるわけだけど
それってこれらの名残なのかなと思った。
クラブシーン含め音楽の歴史って背景が物凄くダークだったり
重いものだったりするわけだけど
それらのカルチャーの生まれた所以を遡って考えれば
納得の事実なのだと思った。


で、ドラッグ、ドラァグ、NY、クラブの
キーワードが揃えば思い浮かぶのは
先月公開のカルキン主演の映画、「パーティモンスター」で
もしや、、もしやと電車の中でウズウズしながら
帰ってgoogleで検索。
うわーービンゴ。
パーティモンスターオフィシャルHPのMUSICページには
正にpaperbackで読んだばかりの
サンクチュアリやライムライトを初めとする
アンダーグラウンドなクラブカルチャーの話しが!
鳥肌立っちまった。


この本、自分用に欲しい。見つけたら買おう。

「おれ以前におれのような奴はいなかったね」
フランシス・グラッソ



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