例えば、久しぶりの友達と、ひょんな事から旧縁が復活して。 一緒にご飯でも食べようよと言われて。 なるほど、そりゃ〜いいね、よし行こうと誘いに乗って。 いざ行ってみたら 「実はね…」 「実はね、今○○政党の応援をしていてね」 「実はね、今ちょっとお金が足りなくて…」 「実はね、今・・・・・・」 なんて事は、人事だと思っていたら…。
あったよ。 何度かご飯を一緒に食べに行った後… 「実はね、今△△△△△っていうのやってて…」
なんですの?それは? 聞けば、化粧品やらサプリメントやらを扱っているそうで。 中身より肝心なのは、その商法。 権利収入と言って、その商品を紹介した分だけ儲けが入って、 さらに、その紹介した人が紹介した人の分もマージンが入るのよ! 権利収入は一生なの。 将来的には、働かなくても儲けが入ってくるのよ!素晴らしくない? と、お目目キラキラ夢見る夢子ちゃんなんだけど… それって、 子●●゙ミが頑張れば頑張る程、 親●ズ●だけが儲かるっていう、いわゆる…
ネ●゙●構とか。 ○チ商法とか。
なんでないかい? ・・・・・・・・・なぁんて、もう水を注せる状態ではない感じ…(@_@;) まず、商品自体が素晴らしいと信じている。 さらに、そんな素晴らしい商品と、おまけに商法なのだから ○○ちゃんにも是非教えてあげなきゃと思い込んでいる。 ふ〜ん、そうなんだ…と素気無い返事をしてみても、熱弁は続く…。 まぁ、それが貴方の信じる道と思うならば、頑張ったらいいんじゃないかしら? 私は、そんなウマい話はどこかに落とし穴があると思うから、手を出そうとは思わないけれども、 そうは思わない人も居るだろうし、そうは思わない人を否定するつもりはないわよ。 …なんて、人は人、自分は自分で済まないのが、だから「実はね…」なわけで。
しかし、その頃、少々心が弱っていた私は(笑)←2ヶ月で辞めた2度目の職場真っ只中 その熱弁と熱意にもう断る術を思い付かず、ついつい説明会とやらに連れて行かれました。 「簡単な説明会だし、やるやらないは聞いてから決めればいいと思うし、軽い気持ちで来てよ」 …なんて言葉を真に受けたがいけなかった!! ↑皆さん、絶対そんなのウソだから〜っ!!騙されちゃだめよっ とあるマンションの一室に連れて行かれ、そこのボスらしき男性から トウトウと、いかに商品が良いか、いかに他の同じような商品に比べるとしっかりしているか (どこそこ大学の○○教授の実験によると…って、 その○○教授のお写真が、外タレじゃないという確証はあるのか??) そして権利収入とは、とピラミッド構造を指し示され(明らかなるピラミッド…) さて、ここまで聞くと「それってもしかして…」と思われるかもしれませんが…と パソコン画面の上を、チョロチョロチョロっとネズミが走る…(笑) 自ら言っちゃうくらいだから、違うんだよという意味だろうか? はたまた「○チ」という言葉も、悪い事ばかりではない。 実は、「○チメディア」「○チドライブ」ほら、素晴らしい言葉じゃないかい? だから「○チ商法」というのは、必ずしも悪いものではない… って、なんだか、それこそ詐欺のような3段論法… ハナッから、ここに来ちゃった事を後悔していた私のテンションは下がる一方、 私を連れてきた友人(?)は、そこに居たもう彼女の友人とともに、テンション上昇気味。 「○○ちゃん、メモはいいのっ?!」 と、やる気満々。…いや…うん…いいよ…。 一通りの説明が終わり、さてここからが長くなりそうなところを見計らって 「ごめんなさい、これから仕事だから…」とその場を抜け出したのですが。
その後も、のらりくらりとかわしながら、付かず離れず そこそこの友人付き合いを続けて、はや1年が経った今日この頃。 最近データを取り始めたので、あれを試してみてくれ、これを試してみてくれと色々渡され、 「試すだけ」ならいいよと、サンプル商品をいくつか手にし、 ことごとく、「私には合わないみたい」とお断り続けていたのですが。
ある日の事。またもや、ご飯を一緒に食べようというお誘いがあり、 じゃぁ、○日でどう?と言うと、 「あ!その日は友達と会うんだけど…その子も一緒でもいい?」 と仰る。…?別に私は構わないけど?初対面の人をそんなに嫌がる方じゃないし。 …と、これまた大失敗を。初対面の友人じゃなかったのです。 あのマンションの一室に居た、もう1人の子!だったのです…。 あちゃ〜しまった、今度は2人がかりか!と思ったけれども、 今更、やっぱり別の日にしてちょうだいとも言いにくい…←この気の弱さが(笑)いつも命取り
結局3人でランチをする事になり、最初は他愛のない話をしていたんです。 もう1人の子も、話は合うし、趣味も合うし、まぁ面白いし、 「ただの友人」になるには、とてもよい子です。しかし… もう、コーヒー飲むだけしかなくなった頃、出たよ出たよ…その話が… いかに、自分にこの仕事が向いているか、 私と貴方は似ているところがあるから、貴方にもピッタリだと思うんだけど、 いかにも邪気なく話すわけです。 私はニコニコしながら、そう?ピッタリの仕事が見つかってよかったね(#^.^#)と言うばかり(笑) なんとも、暖簾に腕押しの、暖簾になるべくのらりくらりと、 自分の精神を試すMかもしれない私…と、密かに思いつつ(笑)
ま、その頃まではさ。私もそれでも「友人」だと思ってたんだよね。 家に帰ってから、その「ユウジン」から 「××(←もう1人の子)から、 ○○ちゃんのメアド教えて欲しいって言われたんだけど、 教えて大丈夫かな?」 というメールが来ました。 はてさて「ただの友人」としては非常に良い子ですが。でもね… この際です、丁度良い機会です。ハッキリ言う事にしました。 「××ちゃん、とても面白いし、メアド教えてもらうのは全然オッケーなんだけど、 でも、私は今のところ△△△△△をやる気も買う気もないから、 そのつもりでお付き合いするなら、つまらないと思うわよ? それ以外のところだったら、大歓迎だけど」
そしてその後… ××ちゃんどころか、 友人だと思ってた彼女からもメールは来なくなりました。 おいおい、友達だと思ってたのは私ばかりかいっ(^_^;) うっかり、旧縁なんて復活するもんじゃないな〜…と思った1年をかけた事件でした。 でもさ、彼女たちはそうやって、友情を1つずつ潰しては次へ進んでいくんだろうか? 3つ潰して、1つ得るぐらいの確率だったら、 勝率3割3分ででナイスバッティング!になるのかしらね…? 1つ得るためには、2つ潰すぐらい、ど〜って事無いのかしらね…?
余談。 その話を、別の友人にすると、そろいも揃って 「へぇ〜!○○ちゃんが、よく飛びつかなかったね!」 と、感心されます。 それって、どーゆー意味・・・・・・・(-_-;) ↑安易な金儲けに飛びつきそうなタイプに見えるのっ?私(笑) しかし 「でしょ!飛びつかなかった私を誉めてあげてよ」 と、言ってしまう自分が悲しいなぁ〜…。
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