いつものスーパーへお買い物に行きました。 店内に入ると、客その1と、店員その1が何やら騒然として不穏な様子。
「そこ、そこの下よ」←お野菜の台の下を指す客その1 「え…ここ…?ですか…」←頼りなさげなバイト店員その1
…な〜んか、ヤなところに来ちゃった?(ーー;) 会話から察するに…出たのね? ○○○゙○…?
「これっくらいのが…そこの下に入って行ったのよ!もうびっくりしちゃって!」 ↑手の平ほどの大きさを指し示すオバチャン客その1 「はぁ…そうですよね…びっくりしますよね…ハハハ…」 ↑相変わらず頼りない、ただのバイト店員その1
えっ?ちょっと!○○○゙○にしては、大きすぎるよそれっ! 日本に生息してないよ、きっと。 (オーストラリアに行ったらわかんないけどね) って事は…そうか…そっちか…。 ネ○゙ミだな…? え…イヤだわ…。そこの台の下に逃げ込んだのね?
「アッチの方から…」←店の奥を指す客その1
手の平大のネ○゙ミがアッチの方から走ってきたのねっ? そんで、その野菜の台の下に隠れたのねっ? この推理に間違いはないだろう。疑う余地無しっ! そんなの…そんなの…ドピャッっと出てきたら怖いじゃないの! 帰ろう。すぐ帰ろう。 そりゃ、食べ物がある所に○○○゙○だのネ○゙ミだのは、 居てもしょうがないのかもしれないけれども。 だけど、目の当たりにはしたくない。
さぁ帰ろうとしたその時、 バイト店員が、奥から出てきた店員にこれ幸いと大声で呼びかけました。 「○○さ〜ん!!」
…その人さ、お魚屋さんだよね?←お魚屋さんが中に入ってるスーパーなの スーパーの社員とかに声掛けるんならわかるけど、お魚屋さん呼んでどうするのよ。
「○○さ〜ん! ここに…ここに〜…っ カニが居るみたいなんですけど〜!!」
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カニ?(@_@;)
そ…そこに居るのは、カニなのかっ?! 客が見たのは、奥の方から来た…カニ?
お魚屋さんとバイト君が、お野菜の台をどかすと…
ヨコヨコヨコヨコ… カニカニカニカニ… ヨコヨコカニカニ…ヨコヨコカニカニ…
あ・・・・・・本当にカニだ…(・_・) 横に歩いてる…
あっけに取られる私の目の前を カニカニがチョキチョキヨコヨコ歩いてゆく。 スーパーの中を… カニが歩いてますけど…(・_・) (どうでもいいけどさ!この珍事件を余さず見ようと思ってるのは、この私だけなのっ?! ↑他の人は、横目に気にしながらも見てみぬ振りをしている)
奥は鮮魚コーナーになっています。 生きたカニもよく売っています。(怖くて買ったことないけど) つまり…つまり鍋の具が逃げ出したようで。
せっかく逃げ出した鍋の具は、結局お魚屋さんにむんずと捕獲されましたが。 さて、彼の出所が気になるじゃないですか。 お魚コーナーをぐるりと回りましたが、どうやら仲間は居ない様子。 さすがに、マンジ固め食らってる上海蟹が生き返って戒めを解いた… …わけじゃぁ無いだろう。 他に居るのは、タラバガニだけど…。 色といい、大きさといい、あまりにも見た目が違いすぎる。 だいたい、茹で上がったタラバガニは歩かないだろう。 たぶん、このカニカマも違うな←間違いなく違う カニサラダになったらもう歩けない?←間違いなく歩けない カニシュウマイは?←いい加減にしろ
って事はよ? あの脱走カニカニは、今日のオススメ品ではなかったって事? そういえば… 一昨日来た時、カニ…居たぞ…。 発泡スチロールの中でゴソゴソ動いてたもん。 大きさもあんな感じだった…。
まさか、逃げ出したのは一昨日なのかっ?!カニよっ?!
捕まった時、彼はまだ元気に満ち溢れジタバタとしていました。 自由への意志を捨てきれず、最後の抵抗を試みておりました。 二晩経ってもその元気。 少なくとも、鮮度は抜群のようです…。
今日のオススメ品は…ブクブクとエアが入った発泡スチロールの中をのぞくと… あ…殻の付いた牡蠣だ。 …生きてる…(・_・)
おじさーん。 見張っとかないと、 牡蠣も逃げ出しちゃうかもしれないよっ(笑)
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