シルバー王女の鵜の目鷹の目耳ダンボ!!

大した事じゃないけど誰かに喋りたい…

2005年11月02日(水)  春の雪

三島由紀夫の「春の雪」の映画宣伝、バンバンやってますね。
実は、ずいぶん前に、メイキングをチラと映した番組を見て、
ステッキ〜な衣装と浪漫ただよふかほりに魅せられて(笑)
是非見たい!と思ったのです。

そのメイキング番組を見たのが、公開前。
そういえば、三島の本ならきっと、父の書棚にあるだろうと思い、
どんなもんかとパラリ見ようかな〜…と、書棚を見上げたわけですが。

…よく床抜けないよな…。
いくら、床が強化してあるとは言え、ぎっちり本が詰め込まれた本棚。
地震が起きて、これがまっすぐ下に落っこちちゃったらどうしようっ?!
ここって、どこの上になるんだろう?
テレビの上辺り?リビングの入り口ぐらい?
そこに居たら危ないのね。ようし、覚えておこう。
…一瞬、目的を見失いかけるいかんいかん。

「三島の本って、どこらへん?」
「…奥」
そりゃ、表に見えてないんだから奥でしょうよ。
「奥のドコ?」
「…わからん」
「右とか左とか、上とか下とか」
「…わからん。全部探せばある。」
えぇ〜〜〜〜〜っっ(>_<)
これ、全部引っ張り出すの〜〜???
「ちゃんと元通りに戻しておけよ。順番があるんだから」
わかんないよっっ(>_<)
「こんなにあるんだから、順番なんて覚えてないでしょっ」
「あるんだよ、ちゃんと。
 左から順々に右に行くとまだ読んでない本で…」
・・・・・・・・・ギブアップです。
早々にギブアップです。
そんな苦労しなくたって、
ブックほにゃららに行けばきっと100円で売ってるわよ〜っっっ!!
↑車で行かれる範囲にはかなり沢山の大型古書店があるのだ

なんて軽く考えていたのですが。
意外に三島の文庫って売ってない!
三島の文庫自体がなかなか売ってないし、
春の雪なんてシリーズのかけらもありません。
そして、古本のくせに、けっこう高かったりもする。
いや〜…甘く考えてたな…。

と、ふと通りかかった特価本コーナー。
すべて100円。
たまに発掘品があるので、本日もチェックしておこう。
…と思ったら、あるじゃないですか!
ハードカバー本が(^_^;)
う〜む…時代を感じるが…。
これでも文庫でも、中身は変わるまい。ま、これでいっか。

もちろん100円。
だけど、そもそもの定価が680円。
…っていつの時代の本よっ?
後ろをめくってみると、昭和44年発行の印刷が。

この本は、私よりも長生きしてるんだね…。
そう考えると、何やらアンティークめいた趣が感じられちゃいます。
紅茶でも入れて、ゆっくりじっくり読書の秋とまいりませうか。

…なんて優雅に耽美の世界に浸ってはや何日。
ちぃとも進まない。
だらりだらりと書かれた装飾文は、それはそれは情景美しく目に浮かぶやうだけど。
だけど、この装飾をすっぱり抜いて、重要なところだけ抜粋したら…
きっと、この本1/3ぐらいになるよ
それぢゃ三島じゃないってわかってるけどさ(笑)
毎日毎日かじりついて、今、ようやく半分読み終わったところです。
早くしないと、映画が終わっちゃうっっ←映画見たほうが早い気がしてきた


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