シルバー王女の鵜の目鷹の目耳ダンボ!!

大した事じゃないけど誰かに喋りたい…

2005年04月24日(日)  淳一の男性像

陽気もよくなってきたことなので、
久し振りに淳一美術館に行ってきました。

11時半頃にのんびりと出発。
それでも、高速がかなり空いていたので、1時前には河口湖に着きました。
まずは腹ごしらえ。
以前、目をつけていたおいしいパンが売りらしいお店に行ってみました。
外側がパリッっとして、中がほんわりした、
なかなかうまいバケットでした♪

さて、目的の淳一美術館まで、湖畔をぐるりと周りながら向かいました。
桜はもう散り始めていましたが、それでも充分楽しめるくらいで
桜吹雪が舞う中を走り抜けるのはとても気持ちが良かったです。
山桜のような、葉っぱも花と一緒に出てくる桜や
濃いピンクの桜など、色々な種類があって、とっても楽しいお花見ドライブでした。

桜を楽しみながら、淳一美術館へ着くと
3組ぐらいお客様が居ましたが、まぁいつもこんなもんでしょうか。
まずは、常設展のほうをゆっくり見て回ります。
常設とは言っても、時々入れ替えるので、けっこう新しいものが見られたりします。
特に、ここで見るのが好きなのが雑誌の「付録」なのですが、
昔の雑誌って、付録に「詩集」が付いていたりして
豪華だったんですね〜…。
をとめは、いつでも微笑を絶やしてはいけないだの
をとめたるもの、小鳥や小魚にまで愛情を注がなければいけないだの

「をとめの心得」のような詩がありまして。
「…オトメをやってくのも楽じゃないね」
と、類友ちゃんと2人、つぶやいてしまいました(笑)

隣のお部屋は、夏も近いからでしょうか。
浴衣のデザイン画や挿絵などの展示もありました。
レース生地で作った着物というのが、展示してありました。
渋い茶色のレース地で作ったお着物なのですが、とっても粋で素敵でした。
それから、いつも通り「淳一にせがんで買ってもらったバッグ」を見てから(笑)
廊下側が企画展示室になっています。

今回の企画展示は「中原淳一作品に見る少年と男たち」でした。
淳一というと、「少女画」や、レースやフリルのデザイン画などが
すぐに思い起こされると思いますが
晩年は、特に「男性像」をよく描いたそうです。
可愛らしい、愛らしい少女の絵とは打って変わって
自分の体が思うようにならない、心の投影のように
哀愁を帯びた、男性や少年の絵なのです。
今まで、このようにまとめて見ることが出来なかった作品ばかりで、
なかなか興味深い企画展示だったと思います。(マニア向けかとは思うけど)
晩年の作品の人形も展示されていました。
誰かに見せる、何かに発表するという目的のない、
自分のための、自分の心を表現する人形です。
外へ向かう意識と裏腹に、病床で自由にならない体という心の葛藤を、
もくもくと刻み付けたような作品でした。
憧れてやまない、華やかな物を求める心に響く少女像とは別に、
淳一の描く男性像は、
心の奥の不安げなところをつかまれる様な
表に表しがたい「人に知られたくないせつなさ」があると思いました。

今までと毛色の変わった展示に心を奪われつつ、
さてさて、お気に入りの場所です。
まぁるく体を包んでくれる籐の椅子が置いてあるコーナーがあるのですが、
いつも、そこに置いてある雑誌をのんびり見るのが、とっても心地よい時間なのです。
特に今日は、お天気もよく、柔らかい日差しがすりガラス越しにぼんやりと差し込んで
なんて、オトメちっくタイム(笑)
いつも通り、そこへ体を沈めて、雑誌を手に取ります。
この椅子がまた、とても気持ちいいんです。
ネコが丸くなるかのように包んでくれる形にかわいい黄色のクッション。

内緒ですが。
実は、私は、ここで居眠りをしています…(笑)
車を運転していくと、ちょぴっと疲れるでしょ?
その疲れが、そこへ行くと丁度良い睡魔となって…(^_^;)
雑誌を読みながらウトウトするのです。

うっすら流れるシャンソンも心地よく
オトメちっくな連載に夢を馳せながらウトウトウト…

最高に幸せですよ。

ふと目を覚ますと、また雑誌を続きから読んで…
またウトウトウト〜…これを繰り返す。
淳一美術館で一番好きな時間です。

そんな私の至福の時を、ガチョンガチョン壊すオヤジが登場。
なによぅ〜掃除ならもっと静かにやってよね。
↑ほうきと塵取りを持ったオヤジが、下から上がってきた。
気を取り直して、雑誌を読んでいると
再びオヤジ登場。

「すいませんねぇ…5時で閉館なんですよ」

へ?
もう5時??
さっきの掃除は、ひょっとして、
手荒な「蛍の光」か「すみれ」だったのかしら?
いや〜ん、今日は2階に時間をとりすぎたわ。
1階の図書館まで行かれなかった〜〜〜〜(@_@)
「いつも最後まで見られないねぇ…」
「そうだねぇ…2階でのんびりしちゃうねぇ…」
それほど、あのコーナーは気持ちがいいんですよ〜。
しかし残念。また来なきゃ。
あぁ…あの淳一美術館が、私の家だったらなぁ〜←無茶を言う(笑)

富士山を眺めつつ、夕暮れの湖畔をぐるりともう一周しながら、
やっているお店を探します←5時を過ぎるとこれはけっこう大変なんです
ようやくみつけた1軒のお店に入り、ケーキとコーヒーを頼んでまったり。
暗くなってから、河口湖を後にしました。

こんなステキにオトメちっくな1日のシメは…
カレーだったんだけど(笑)
↑相変わらず、調布のインターを降りてから深大寺近くの森ギャラに行ってしまった…。


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