何でこの面子で出掛けるといつも大雨なのかねえ。 今回も前夕の予報は鉄板で雨。ツーリング仲間のハズなのだがいつも車で集まる事になる。ま、いいんだけどね。午前0時にT氏に横浜でピックアップして貰い沼津まで下道と有用道路を流し東名で浜松へ。この辺から時折すごい雨が降るようになる。そこから海沿いに出て伊良湖岬へ行き仮眠。朝7:40のフェリーで鳥羽へ。この間も仮眠。考えてみると今週はこれで3晩寝てない。馬鹿の愚骨頂。伊勢志摩スカイラインという道を通り伊勢神宮へ。この道が細いながらなかなかに気持ちの良いコーナーと景色が連続する道で晴れていてバイクだったらさぞ気分が良かったのだろうと思うのだがこの雨ではねえ。あと通行料1220円はちょっと高い気も。その分(?)、警察立ち入り禁止とかだったら激安と言っても良いのだが。 伊勢神宮の駐車場で広島からのY氏と会いとりあえず朝食。もうひとり浜松から来るのだが寝坊で遅れているらしい。拾ってくれば良かったかもね。おはらい町通りという所で食堂に入り伊勢うどんなるモノを食べる。ううむ。実にまずい。こんなにまずいモノを食ったのは久しぶりだ。ツユは多分出汁で割ったたまり醤油、なのかねえ。味自体は良くも悪くも無くちょっと味の素が多過ぎだろと思う程度なのだがいかんせん麺がひどい。例えばこれがマグロの大トロであったり霜降り松坂牛のしゃぶしゃぶ(あ。食って来なかった)であるならば口の中で溶けるような食感というのは誠に結構なのであるがうどんでそこまで柔らかいってのはどうよ。この1軒だけで伊勢うどんを評価するワケにはいかないが少なくともこの店で伊勢うどんの提供を禁じる手配をするよう伊勢観光協会に愚申させて頂きたい。
寝坊のA氏が到着。お参りに行く。目にも鮮やかな五十鈴川の清流で不浄を落とし神宮の歴史の証人でもある無数の巨木が生い茂る明らかに心休まる霊気に満ちた参道を静かに進むのはなにものかの懐に抱かれつつあるような安らぎすら感じる。とか何とか書きたいんだけどねえ。五十鈴川は大雨で大増水、泥濁りにはなっていないものの近付くのは命賭けになる可能性もある。さらに参道に満ちているのは半ケツ半チチ出したオネーチャンやら前も見ないで歩き人にぶつかってもひと言すら無いオバハンの群れやらであり手前らいったい何をしに来やがったのかと。正宮前で手を合わせてもどうか前に割り込もうとする馬鹿を石段から蹴落としたまえという願しか頭に浮かばん。敬虔とか厳かとかそういう気持ちを持ち合わせているヤツはまず500人に1人以下だ。そういう自分を見直す良い機会であるハズの場のまさにクライマックスの時に利己主義丸出しというのは何なのだろう。どうも宗教がこの国に救いをもたらす事は永久になさそうな気がする。
昼食をとるべく移動。街中は大渋滞。連休だからねえ。でも朝は空いてたのに。A氏が地鶏を食べさせる店があるというので和気へ向う。どうやら養鶏会社がやっているお店らしい。駐車場に止まっている車はほとんどが県内ナンバーであり観光食堂ではないらしい事がうかがえる。待っている間に売店を見学。食べてみたいモノがいっぱいあったのだがいかんせんナマモノは賞味期限が短い。さらに冷蔵保存する手立ても無いので横浜まで車内放置という事になる。到着時にはまず間違いなく生ゴミと化しているだろう。実に残念。食堂に入ると内部は実に質素。それがかえって良い雰囲気。親子そぼろ丼4つ釜飯1つに焼き物を10人分くらい注文。ブロイラーと違い歯ごたえがしっかりして悪くない。味噌味もあったがワシ的には塩コショウが好み。大の男4人がアルコール抜きでたらふく食べてひとり1300円くらい。これは激安と言って良い。T氏がレジのおばちゃんにもういちど計算しろと言ったほど。食後に売店でシュークリームを試す。実に濃厚だがくどい感じは無く美味。腹ごなしにウロウロしながらおしゃべりをして解散。いやあ、雨さえなけりゃねえ。ちなみに天気は1日中降ったり止んだりで降る時は沖縄のスコール並みの大粒雨。5分後には陽が差してさらにまた5分後には雨という忙しい状態。バイクだったらひとりくらいコケてたかも知らんね。こりゃ。 お土産を買うのを忘れていた。高速のSAに寄ったが目ぼしいモノはもちろん無い。安いパールのブローチでも買っていこうと思ってたのになあ。仕方が無いので伊勢名物赤福と松坂牛カレーというモノを買う。赤福は賞味期限が何と翌日という事であり仕方ないので自分で食べる。柔らかい餅の上にアンコが乗っているモノで甘さはやや控えめ。甘いモノはあまり得意ではないので評価はパス。江戸時代に小腹の空いた参拝客をもてなしたのが始まりというがその当時のは甘くはなかったようだ。むしろそっちを試してみたい気がするけどね。
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