白馬鹿日記

2007年04月17日(火) プレジャーボート・小型船用港湾案内(H801−W)

というモノを買ってみた。
発行は財団法人日本水路協会。やや胡散臭い香りなども漂う感はないでもないが、他に選択肢はない。どうせお役所仕事みたいなボッタクリパンフレットだろうと最初からアキラメているのである。じゃあ何で買うのかというと、何となくボート乗りっぽいじゃあないですか。そういうモノを持っているという事が。つまりはそもそも必要ですらないワケで、頭の悪い見栄っ張りの典型的な衝動と言って良い。俺じゃ馬鹿たれ。
買ったのは本州南岸1(H−801W)というヤツで、掲載範囲は東は野島崎の手前富崎漁港から西は大王崎まで。もっとも大王崎がどこなのかは知らん。多分、海の彼方だろう。なのに東が東京湾の出口に当たる辺りというのは範囲的にやや偏った感もあるが、どうせ限定沿海ではその辺までしか行けんのよね。それにウチらの田舟で太平洋に乗り出すというのは自殺するのとあまり変わらんし。自殺したいならもっと簡単で安上がりな方法がいっぱいある。

というワケでページを開いてみる。なかなか上質な紙に見やすい色刷り。耐水性はどうなのかね。そのうち試すハメになるんだろうが買ってすぐの本に水をかける根性は俺にはない。広域図、といってもB5だから縮尺はキビシイが周辺図と各港の目標、特徴、利用上の注意などが書いてある。給油できる港がわかるのは有難い。もちろん、周囲の水深や障害物、漁網の出現目安なども網羅されており、各地図ごとに小さなコンパスローズが書いてあるのも何となく可愛くて好印象。こりゃ意外と使えそうじゃん。見てても面白いしね。ここ行ってみたい、とかここ釣れそうじゃん、とか色々とイメージが浮かんでくる。¥3,990円というのが出版物として妥当かどうかは議論の余地もありそうだが、販売部数が極端に少ないだろうからそれを考えれば仕方のない値段かも。と、馬鹿ボッタクリ技術マニュアルを山のように買わざるを得ない日雇いプログラマは思ってしまうのだがどうよ。

というワケでこれは面白い上に立派な実用書でもあります。見ててワクワクしてくる本なんてそんなにザラにあるワケじゃないです。迷ってる人、買いです。ちょっと高い気はしますが持ってる価値はあると思いますですよん。


 < 過去  もくじ  未来 >


うるま [MAIL]

My追加